この記事は全3回シリーズの第3回です。
さて、気持ちの整理ができたところで(できましたか?笑)、実際の「生活の変化」に備えましょう。
小学校入学は「子どもの変化」より、「お母さんの生活の変化」の方が大きいという説があります(笑)。
子どもは新しい環境にぐんぐん適応していくのに、お母さんだけが
「え、これどうするの?」
「あれ、前と違う!」
と戸惑い続ける——これが「小1の壁」の正体だったりします。
幼稚園と小学校、こんなに違う
幼稚園と小学校の違いを整理するとこうなります。
送り迎えがなくなる。
ラクになるようで、最初は逆に心配で、玄関で見送るたびそわそわする(あるある)。
「ちゃんと交差点渡れたかな」
「迷子になってないかな」
と心配していたら、本人はケロッと帰ってきた——なんてことも。
帰宅時間が毎日違う。
幼稚園のバスは時間通りだったのに、小学校は「5時間目まであるときは何時?」「委員会の日は?」と把握するだけで一苦労。
カレンダーを見て「あれ、今日何時に帰ってくるんだっけ」と毎週確認するお母さん、多数です(笑)。
先生との距離が遠くなる。
何かあれば連絡帳か電話。
毎日顔を合わせた幼稚園との違いに最初は戸惑います。
「先生がどんな人かわからない」問題は、しばらく続きます。
これ全部、仕組みを作れば慣れます。
仕組み①「帰宅後ルーティン」を入学前に決めておく
帰ってきたら——ランドセルを置く場所、手洗いうがいの流れ、おやつを食べる場所、連絡帳を出すタイミング。
これを最初から「型」にしておくと、子どもも親も混乱しません。
「入学してから考えよう」では遅いです。
入学直後は子どもも疲れていて、新しいことを覚える余裕がない。
だから入学前に「型」を作っておくのがポイントです。
7つの習慣より
「終わりを思い描くことから始める」——どんな帰宅後にしたいか、入学前にイメージしておきましょう。
仕組み②「今日の話タイム」を毎日5分作る
おやつの時間でも、夕食後でも。「今日どうだった?」と聞く時間を、ルーティンに組み込む。
最初は「別に〜」「普通〜」という返事かもしれません。
それでいいんです。
「別に」「普通」の2語しか返ってこなくても、毎日聞き続けることに意味があります。
毎日聞いてもらえるという安心感が積み重なって、何か困ったことがあったときに「お母さんに話そう」という習慣になります。
「別に〜」が続いて3ヶ月後、突然「実はね……」と話し始める日が来ます。
その日のために、毎日聞き続けておくのです。
これがポジティブ心理学でいう「心理的安全性」——ここは何を言っても大丈夫、という土台です。
仕組み③「お母さんの不安タイム」を決めてしまう
これ、意外と大事です。
不安はゼロにできません。
でも「四六時中不安」は、心が疲れます。
「不安なことは、夜寝る前の10分だけ考える」
そう決めてしまいましょう。
日中に不安が頭をよぎったら——「それは夜考える」と棚上げする。
最初は「そんなの無理」と思うかもしれません。
でも「今は考えない、夜考える」と決めるだけで、不思議と日中の不安がぐっと減ります。
ユング心理学より
感情を押し込めるのではなく、向き合う時間を「意図的に作る」ことで、心のコントロールができるようになる。
不安を無理に消そうとしなくていい。
向き合う時間を「夜の10分」に限定するだけで、残りの時間が自由になります。
子どもはもう、羽ばたく準備ができている
ランドセルを背負って笑っているわが子の顔を、もう一度思い浮かべてください。
その笑顔が、すべての答えです。
不安なのは、愛しているから。
心配なのは、真剣に向き合っているから。
でも子どもは、あなたが思っている以上にたくましい。
お母さんの役割は、完璧に守ることではなく、「行ってらっしゃい」と笑顔で送り出すこと。
帰ってきたときに「おかえり」と言える場所を作っておくこと。
それだけで、子どもはどんな小学校生活も乗り越えていけます。
さあ、一緒に新しい春を迎えましょう。
大丈夫、あなたのお子さんには、あなたというお母さんがいるのだから😊
仕組みで子育てをラクに——次回も一緒に考えていきましょう。

