「今年の夏休み、どこにも連れて行ってあげられない」
そう思っているお母さんへ。
お金がなくても、工夫次第で家族の忘れられない思い出は作れます。
今日は、子どもが5人で経済的にカツカツだった頃の、「1万円日帰り旅行」の話をします。
予算1万円、子ども5人、さあどうする
長女が小学5年生、一番下の次男が2歳の頃。
子どもは5人いて、経済的にとにかく大変な時期でした。
(末っ子の五男坊は、まだ生まれていませんでした。)
夏休みに入っても、旅行なんて夢のまた夢。
でも——どうしても子どもたちをどこかに連れて行きたかった。
そこで立てた計画が「1万円でどこかに行こう」作戦です。
ルールはシンプル。予算は1万円。
電車だと高くつくので車で行く。
お昼ご飯と飲み物はもちろん持参。
大きなタッパーに、卵焼き、ウインナー、唐揚げといった定番のおかずをぎっしり詰めて、おにぎりを20個くらい作って持っていく。
見つけたのは、山梨県甲斐市の日帰り温泉
ネットで調べて見つけたのが、山梨県甲斐市にある「百楽泉」という日帰り温泉でした。
甲斐市が運営している施設なので、料金がとにかく安い。
当時の料金——家族7人で一日温泉に入って、なんと2250円。
(今はもっと値上げしています。それでも温泉旅館より、かなり安い!)
自宅から渋滞込みで3時間ほど。遠くもなく、近くもなく、ちょうどいい距離です。
当日の費用、全部公開します
当時メモしていた費用がこちらです。
- 高速代 4,500円
- ガソリン代 2,500円
- 温泉代 2,250円
- フルーツ牛乳(温泉の定番!) 約800円
合計:10,050円
予算1万円を、わずか50円オーバー(笑)
お昼ご飯はお弁当持参だったので、食費はほぼゼロ。
我ながら、なかなかの作戦でした。
温泉で出会った「おばあちゃん」たちが最高だった
日帰り温泉には、地元の常連さんのおばあちゃんたちがたくさんいました。
子どもたちを見かけると、「これ食べな」と果物やお菓子を分けてくれたり、昔話を聞かせてくれたり。
その中に、立体折り紙を教えてくれたおばあちゃんがいました。
小さな同じ形の折り紙パーツを何十枚も折って組み合わせて作る立体作品——長男はそれをその場で教わり、夏休みの工作として仕上げました。
旅行会社のツアーでは絶対に体験できない、地元のおばあちゃんとの交流。
これが一番の思い出になりました。
帰宅後も抜かりなし——前日仕込みのカレー作戦
遠出した日の夕飯問題、考えたことありますか?
疲れて帰ってきてから夕飯を作るのは、正直しんどい。
そこで私が使った作戦が——前日仕込みのカレー作戦です。
前の日に具材を煮込んで(カレールウは入れない)、冷めてから鍋ごと冷蔵庫へ。
帰宅したらスピード炊飯でご飯を炊きながら、カレーを仕上げる。
(米は出かける前に洗っておく)
帰宅から30分以内に夕飯完成。
疲れていても、家族みんなで温かいカレーを食べられる。これも立派な「仕組み」です。
1万円旅行を成功させる「仕組み」まとめ
同じようなチャレンジをしてみたいお母さんへ、我が家の作戦をまとめます。
仕組み① 公営・市営の施設を狙う
甲斐市営の百楽泉のように、地方自治体が運営している温泉や施設は料金が安い傾向があります。
「市営 温泉 日帰り」で検索すると穴場が見つかります。
仕組み② 電車より車で行ける場所を選ぶ
子どもが多いほど、電車代は跳ね上がります。
車なら人数が増えても交通費は変わりません。
高速代とガソリン代だけで済むので、大家族には断然お得です。
仕組み③ お昼ご飯は必ずお弁当持参
外食は家族が多いと一気に予算オーバーになります。
お弁当持参にするだけで、数千円の節約になります。
仕組み④ 夕飯は前日に仕込んでおく
カレーやシチューなど、前日に下ごしらえできるメニューを選んで仕込んでおく。
帰宅後の疲れた体に、温かい夕飯が待っているのは最高です。
お金がなくても、諦めなくていい
あの夏から、もう20年近く経ちます。
でも今でも、あの日のことははっきり覚えています。
おばあちゃんからもらったスイカの甘さ。
牛乳の冷たさ。帰りの車の中で全員爆睡していた光景。
お金がなかったからこそ、工夫した。工夫したから、思い出になった。
高級旅館に泊まった旅行より、1万円でやりくりしたあの日帰り旅行の方が、ずっと鮮明に記憶に残っています。
今年の夏休み、「お金がないからどこにも行けない」と思っているお母さんへ。
諦めなくていいです。1万円あれば、工夫次第で家族の思い出は作れます。
この記事のまとめ
- 子ども5人、予算1万円で日帰り温泉旅行は実現できた
- 公営・市営施設は料金が安く、大家族の節約旅行に最適
- 電車より車移動の方が、家族が多いほどお得
- お弁当持参+前日仕込みの夕飯で、食費を大幅節約
- お金がなくても工夫した思い出は、何十年経っても色褪せない

