「次の駅まであと3分……頼む、泣き止んでくれ」
子どもを連れて電車に乗ったことのあるお母さんなら、一度はこの状況を経験したことがあるはずです。
周りからの「大変そうね」という無言の視線。
背中に刺さる、あの感覚。
今日は、そんな修羅場を乗り越えてきた私の「緊急対策」をお伝えします。
6人育てた経験から生まれた、実践的な方法です。
小さい子どもを電車に乗せるリスク
我が家では基本的に、小さい子どもを静かな場所へはあまり連れて行かないようにしていました。
レストランも、電車も、図書館も——ぐずった時に対処できる自信がある場所だけに絞る。
これが基本方針でした。
でもどうしても電車に乗らなければならない時はあります。
そんな時に限って、子どもはぐずります。
まるで見計らったかのように…。
事件発生——電車の中でぐずり始めた
ある日、電車の中で子どもが突然泣き始めました。
周りの乗客の視線が、じわじわと集まってくるのを感じます。
「大変そうね」という、あの無言のメッセージが、車内に漂い始めました。
おもちゃもない。お菓子もない。次の駅まであと数分。
——そこで私がとった作戦が「コンコン作戦」でした。
コンコン作戦、発動
手でキツネの形を作って、声のトーンを変えてこう言いました。
「コンコン。なんで泣いているのかな?」
子どもは一瞬、ぽかんとした顔になりました。
そして——泣き止みました。
突然現れた謎のキツネに、完全に意表を突かれたようです(笑)
そのままキツネの手で子どものほっぺをちょんちょん。
ハンカチをくわえて見せたりしていたら、子どもはじーっとおとなしく見ていてくれました。
周りの乗客の視線も、いつの間にか温かいものに変わっていた気がします。
カバンの奥から発掘——棒付きキャンディ作戦
コンコン作戦が効かない時もあります。
そんな時に頼りになったのが、カバンの奥から発掘された棒付きキャンディでした。
いつ入れたかも覚えていないキャンディが、まさかの救世主に。
なめ始めた瞬間、嘘のようにおとなしくなりました。
甘いものの力は偉大です。
それからの「お出かけカバンの中身」
この経験以来、小さい子どもを連れてお出かけする時のカバンの中身が変わりました。
必ず入れるようになったもの
棒付きキャンディ
なめている間は両手がふさがらないので、抱っこしながらでも使いやすい。
しかも満足感が長続きします。
小さい絵本
雑誌の付録についていたアンパンマンやキティちゃんの小さい絵本が大活躍。
薄くて軽いので、カバンに入れても全然かさばりません。
指にはめる小さな人形
お菓子のおまけについていたキャラクターの指人形。
これを指にはめて動かすだけで、子どもは目を丸くして見てくれます。
即席の人形劇の完成です。
ぐずり対策の「仕組み」まとめ
6人育てて気づいた、ぐずり対策の基本的な考え方をお伝えします。
仕組み① 意表を突く
泣いている子どもに「泣き止みなさい」は逆効果。
全く予想外のことをして、注意をそらすのが一番効果的です。コンコン作戦はまさにこれです。
仕組み② 口をふさぐ(良い意味で)
棒付きキャンディ、赤ちゃんせんべい、ボーロなど。
—口に何かが入っている間は泣けません。
これは理にかなった作戦です。
仕組み③ 目を引くものを見せる
絵本、指人形、スマホの動画——視覚に訴えるものは強い。
特に普段見せていないものほど効果があります。
仕組み④ カバンに「緊急グッズ」を常備する
お出かけ前に焦って準備するのではなく、常にカバンの中に入れておく仕組みを作る。
いざという時に探さなくて済みます。
電車でぐずった時、周りへの一言も効果的
最後に一つ。
電車でぐずった時、周りの乗客に小さく「すみません」と一言言うだけで、雰囲気がガラッと変わることがあります。
無言で必死に対応しているより、一言あるだけで「頑張っているお母さん」として受け取ってもらいやすくなります。
お母さんが焦れば焦るほど、子どもも不安になります。
コンコン作戦のように、少し笑える余裕を持てると、子どもも落ち着いてくれます。
この記事のまとめ
- 電車でのぐずりは「意表を突く」が最強の対策
- コンコン作戦(キツネの手+声のトーンを変える)は即効性あり
- 棒付きキャンディは最強の緊急グッズ
- カバンに「緊急グッズ」を常備する仕組みを作っておく
- お母さんが笑える余裕を持つと、子どもも落ち着いてくれる
