この記事は全3回シリーズの第2回です。
「じゃあ、どうやって自分を守りながらPTAと付き合っていけばいいの?」
はい、具体的に行きましょう。
「関心の輪」と「影響の輪」を分ける
まず、コヴィー博士の7つの習慣から。
「影響の輪と関心の輪を区別せよ」
PTAで自分がコントロールできないこと——
誰が役員になるか。
あのお母さんの態度。
謎のルールや慣習。
仕切りたがりな人の存在。
これ全部、「関心の輪」です。
気になるけど、自分では変えられない。
だから、エネルギーを使っても無駄です。
「なんであの人はあんな態度なの?」と考え続けても、あの人は変わりません。
あなたが消耗するだけです。
では「影響の輪」——自分が動かせることは何か。
自分がどう関わるか。
どの仕事を引き受けるか。
誰と仲良くするか。
いつ「できません」と言うか。
ここにだけ、エネルギーを使う。
これだけで、PTAのストレスは半分になります。
「期間限定のミッション」と思う
ポジティブ心理学では、「心理的距離」という概念があります。
物理的には同じ場所にいても、心の中で「これは期間限定のミッションだ」と思うだけで、ストレスが軽減されることがわかっています。
PTAは「永遠」ではありません。
1年、長くても数年。必ず終わりが来ます。
「今だけ、今だけ」と心の中で唱えながら乗り越える。
これ、立派な戦略です。
「先が見えない苦しさ」と「終わりが見えている苦しさ」は、まったく別物です。
「あと〇ヶ月」と思えるだけで、不思議と乗り越えられます。
「Win-Win」で関わる
そして、7つの習慣の「Win-Winを考える」。
PTAで全部引き受けようとするから消耗する。
「私はこれはできる、これはできない」と最初から明確にする。
できることだけ、きちんとやる。
できないことは、最初から断る。
「できません」は、逃げではなく、Win-Winの交渉です。
自分も無理をしない。
相手も期待しすぎない。
これが、長く穏やかに関わる秘訣です。
末っ子の高校で見た、PTAの理想的な姿
ここからは、息子の話をさせてください。
この春、一番下の息子が高校に入学しました。
その学校のPTAは、「やりたい人だけでやる」という方針。
入学前のアンケートにも、「できない人、やりたくない人は、無理しなくていいですよ」と書かれており、選択肢に「事情があってできない」という項目がありました。
……感動しました🥲。
以前、中学校のPTAアンケートは——
①ぜひやりたい ②くじに当たったらやってもいい
の二択しかないという強気っぷりでした(笑)。
選択肢に「できない」がない。
あの頃のアンケートと比べると、隔世の感があります。
そして息子の高校では、本当にやりたい人だけが集まって運営しているようです。
面白いことに、強制されないと、むしろ「やってもいいかな」という気持ちになるとお母さんたちも話していました。
強制されるから嫌になる。選べるから、やれる。
人間の心理って、そういうものなんですね。
6人の子育てを通じて、ようやく末っ子の高校でPTAの理想的な姿を見せてもらいました。
すべての学校がこうなっていけばいいなと、心から思っています😊
今日からできること
PTAに関して、今日から試してほしいことが一つあります。
「これは関心の輪か、影響の輪か?」と一度だけ考えてみる。
気になっていることが「関心の輪」なら——そこへのエネルギーを少し減らす。
「影響の輪」なら——そこだけに集中する。
それだけで、PTAのストレスはぐっと軽くなります😊
次回は、PTAの中の意外な宝物についてお話しします。

