この記事は全3回シリーズの第1回です。
4月になると、日本中のお母さんたちの間にある種の緊張感が走ります。
「今年のPTA役員、誰がやるの?」
シーン……。
全員が下を向く、あの独特の空気…。
体育館での役員決め。
誰も手を挙げない沈黙。
時間だけが過ぎていく
——PTAほど、やる前から消耗するものはない😞
PTAが苦痛な本当の理由
正直なところ、PTAが苦痛な理由って、仕事の内容じゃないですよね。
コピー取りがしんどいわけじゃない。
会議の議題がつらいわけじゃない。
人間関係が、しんどいんです。
気が合わない人との共同作業。
謎のヒエラルキー。
「去年はこうでした」という呪縛。
やたら仕切りたがるお母さん。
逆に何もしないお母さん。
全部が自分にのしかかってくる感覚。
これ全部、人間関係のストレスです😓。
アドラー心理学より
「人間の悩みはすべて、対人関係にある」
PTAの悩みも例外なし。
仕事そのものではなく、人との関わりがストレスの本質。
これ、わかっているだけで少し楽になりませんか?
「私がダメなんじゃなくて、人間関係が難しいのは当たり前なんだ」と。
PTAを取り巻く環境の変化
以前はPTAもかなり強気で、参加しない人は白い目で見られたものです。
でも最近は、PTAの改革や解散を求める声が高まってきたこともあり、以前ほど強制的ではなくなってきました。
「PTAは任意参加」という認識も、少しずつ広がっています。
とはいえ——PTAの人間関係の煩わしさは、以前のまま…。
制度が変わっても、人間関係の難しさはなかなか変わらないものですね。
「できません」と言ったもん勝ち問題
そして世の中には、「できません」と言ったもん勝ちという現実があります(笑)。
これ、否定できません。
断った人は楽をして、引き受けた人に仕事が集中する。
毎年同じ人が役員をやっている、なんてこともよくある話です。
「理不尽!」と思いますよね。私も思います。
でも現実としてそういうことがある。
ではなぜ「できません」と言える人と言えない人がいるのか——
ユング心理学より
「できません」と言える人は、自分の「シャドウ(影)」——つまり断ることへの罪悪感——とうまく付き合えている人。
断れない人は、優しいのではなく、断った後の「どう思われるか」が怖いだけかもしれない。
「できません」が言えないのは、あなたが優しいからではなく、人の目が気になるからかもしれません。
これ、私も含めて(笑)。
「断ったら嫌われるかも」
「陰で何か言われるかも」
——その不安が、断れない理由の正体だったりします。
「断れない自分」を責めなくていい
断れないお母さんが損をして、断れるお母さんが得をする——そう見えることもある。
でも「断れない」のは優しさの証でもあります。
ただ、その優しさが自分を消耗させていては、本末転倒です。
自分を守ることも、家族を守ることにつながっています。
「できません」と言うことは、わがままではありません。
自分の課題と相手の課題を分けて考える——アドラーのいう「課題の分離」の実践でもあります。
簡単ではないですけどね…。
次回は「7つの習慣」に学ぶ、PTAとの賢い付き合い方についてお話しします。

