この記事は全3回シリーズの第一回です。
突然ですが、こんな言葉を聞いたことはありませんか?
「一人っ子はわがままになるよ」
「きょうだいがいないと、社会性が育たないよ」
「やっぱり兄弟は作ってあげないとね」
……うるさいわ(笑)。
一人っ子のお母さん、肩身の狭い思いをしてきませんでしたか?
今日は、そのモヤモヤをスッキリさせる話をします。
まず、結論から言います。
「一人っ子はわがまま」は、思い込みです。
きょうだいがいても、 超絶わがままな子はいます(笑)。
逆に、一人っ子でも、 思いやりがあって、気が利いて、
周りに愛される子はたくさんいます。
わがままかどうかは、きょうだいの数で決まらない。
では、何で決まるのか——
アドラー心理学はこう言います。
「人間の性格は、生まれた順番ではなく、
その環境をどう解釈したかによって形成される」
一人っ子だから、きょうだいがいないから—— そういう「条件」ではなく、
どんな環境で、どんな大人に囲まれて、 どんな経験を積んできたか。
それが性格を作る。
ここで、我が家の話をさせてください。
私の夫は、一人っ子です。
「あ、やっぱりわがままなんですか?」
……いえ(笑)。
夫の母親は体が弱く、 夫は小学生のころから家の手伝いをするようになりました。
掃除は今でも得意で、 私より丁寧なくらい(笑)。
性格も、私が言うのも何ですが、 わがままな感じはまったくしません。
そんな夫が——
6人の子どもの父親になりました。
本人いわく、
「6人も育てたので、自分が一人っ子だったという記憶がない」
……一人っ子の面影、どこへ(笑)。
ユング心理学に「個性化」という概念があります。
人間は、置かれた環境の中で、 自分だけの個性を育てていく。
一人っ子だから、 きょうだいがいないから——
そのことが、むしろその子だけの 「強さ」や「個性」を育てることがある。
一人っ子である「条件」が、 その子を特別な存在にするのです。
次回は、一人っ子の強みについてお話しします。
