この記事は全3回シリーズの第2回です。
少し、勇気を出して読んでほしいのですが——
最近、夫婦の会話はありますか?
ケンカが多い、会話がない、ピリピリした空気が続いている——
「子どもの前では隠しているから大丈夫」
そう思っていませんか?
子どもには、筒抜けです
残念ながら、子どもには筒抜けです(笑)。
「笑」とつけましたが、笑えない話でもあります。
子どもは、大人が思っている以上に家庭の空気を敏感に察知しています。
お父さんとお母さんのピリピリした空気、
目が合っても話さない雰囲気、
食卓の沈黙——
言葉にならない緊張感を、子どもはしっかり感じ取っています。
「声を荒げて喧嘩したわけじゃない」
「子どもの前では普通にしていた」
——それでも伝わっています。
子どもは親の表情、声のトーン、身体の緊張感まで、全部読んでいます。
ある意味、子どもは家庭の空気の「最高の探知機」です。
言葉にできない感情が、夜に出てくる
でも子どもは、それを言葉にできません。
「お父さんとお母さん、仲良くしてほしい」
「うちの家、なんか怖い」
——そんな気持ちを抱えながら、どこにも出せずにいる。
昼間は元気に過ごしていても、夜、布団に入ると不安がじわじわと出てくる。
眠りが浅くなる。そして夜中に——おねしょという形で出てくることがあるのです。
「えっ、まさか」と思いましたよね。
でも、これは珍しい話ではありません。
「おねしょが続く」と小児科に相談したところ、「お家の環境はどうですか?」と聞かれた、という話を聞いたことがある方もいるかもしれません。
子どもの情緒に一番影響するもの
ポジティブ心理学の研究より
子どもの情緒の安定に最も影響するのは「両親の関係性」。
親が笑顔で仲良くしている家庭の子どもは、安心感の中で眠れる。
逆に、緊張感のある家庭の子どもは、眠りが浅くなったり、夜中に不安で目が覚めたりしやすい。
おねしょが増えるのは、そういった背景があることも。
「そんな、うちはそこまでひどくない」と思うかもしれません。
でも「ひどい夫婦関係」でなくても、ちょっとしたすれ違いや冷たい空気が続くだけで、敏感な子どもは影響を受けることがあります。
夫婦関係は「家族という木の根っこ」
7つの習慣より
「家族という木を育てるには、根を大切にしなければならない」
夫婦関係は、家族という木の「根」です。
根がしっかりしていれば、枝葉——つまり子どもは、自然とすくすく育つ。
おねしょを治そうと枝葉ばかりに目を向けるより、根っこの部分を見直すことが、最短の解決策かもしれません。
「おねしょ対策」として夜中に起こしたり、水分制限をしたり——それも大切ですが、「家庭の空気」を整えることが、実は一番の対策になることもあるのです。
難しく考えなくていい
「夫婦関係を改善しろと言われても……」と重たく感じた方、大丈夫です。
大きなことをしなくていい。
夕食のときに「今日どうだった?」と一言交わすだけでも、家庭の空気は変わります。
子どもはその小さな変化を、ちゃんと感じ取ります。
次回は、子どもが安心して眠れる「家庭の空気」の作り方について、具体的にお話しします。

