※この記事は全3回シリーズの第2回です。
前回、スキンシップが赤ちゃんの成長に深く関わるというお話をしました。
今回は、もう少し踏み込んだ話をします。
実は、スキンシップで育つのは赤ちゃんだけではありません。
抱っこする側も、育つのです。
「母性は生まれつき」は、嘘だった
「お母さんは生まれながらに母性がある」と思っていませんか?
実はそうではないんです。
産んだ瞬間から自動的に「お母さんスイッチ」が入る人もいますが、「なんだか実感が持てない……」「母親らしい気持ちになれない」という方も、決して珍しくありません。
母性は、赤ちゃんと触れ合うことで育まれるもの。
抱っこして、肌を感じて、目が合って——その繰り返しの中で、少しずつお母さんになっていくのです。
「なんだか母親らしい気持ちになれない」と悩んでいるお母さんがいたら、まず抱っこしてみてください。
気持ちより先に、身体が「お母さん」になっていきます。
「気持ちが先」ではなく「行動が先」——これ、実は子育ての大きなヒントです。
お父さん問題——抱っこしないと父親になれない
さて、ここからはお父さんにも聞いてほしい話です。
「赤ちゃんが泣くと怖くて……」
「落としそうで……」
「どうせお母さんの方がいいんでしょ……」
お父さんあるある、全部言い訳です(笑)。
もちろん気持ちはわかります。
小さくてふにゃふにゃした生き物を突然渡されても、どうしていいかわからないですよね(笑)。
でも聞いてください。
父親としての自覚は「気持ち」から生まれるのではなく、「行動」から生まれます。
赤ちゃんを抱っこして、肌で感じて、目が合う。
それを繰り返すことで、初めて「この子の父親なんだ」という実感が育ってくるのです。
「父親らしい気持ちになれたら、もっと積極的に関わろう」——この考え方、完全に順番が逆です(笑)。
アドラー心理学より
感情は行動の後についてくる。
「父親らしい気持ち」を待つのではなく、「父親らしい行動」を先にすることで、気持ちが育まれる。
スキンシップが足りないと、どうなるか
逆に言えば、スキンシップが足りないお父さんは、いつまでも「父親の自覚」が育ちにくい。
子育てに参加しているようで、どこか他人事になってしまう。
「お風呂は入れてるし、休日も連れて行ってる。
でもなんか、妻とのテンションが違う気がする……」というお父さん。
それ、スキンシップの量の差かもしれません。
お母さんは毎日何十回も赤ちゃんに触れています。
授乳、着替え、抱っこ、添い寝——その積み重ねが、あの「お母さんのすごみ」を作っているのです(笑)。
お父さんへ
赤ちゃんは、あなたに抱っこされるのを待っています。
怖くて当然、ぎこちなくて当然。上手にできなくて当然です。
それでも抱っこしたその瞬間から、あなたは「お父さん」になっていきます。
「父親らしい気持ち」は、抱っこした後からついてきます😊
次回は「スキンシップを家族の仕組みにする方法」をお伝えします。

