今日は、私の体験談を話します。
長女が2歳になった頃、私は「野菜を食べさせなければ」と躍起になっていました。
新米ママの私は、迷うことばかりだった
第一子の長女が生まれた29年前、今のようにスマホで検索すれば何でもわかる時代ではありませんでした。
離乳食のことで悩んだら、保健師さんに相談するか、育児相談コーナーに電話で質問するか——それくらいしか手段がなかった時代です。
娘が2歳になり、「色々食べさせなければ」と頑張り始めた私。
でも娘は、野菜を一切食べてくれませんでした。
おかずにキャベツの破片が入っているだけで、鬼の首を取ったように
「なんでお野菜入れるの!」
幼い娘に、そう言われる日々(笑えない…)。
何をやっても、効果がなかった
何度、保健師さんに相談したことか。
「野菜に興味持たせるために、一緒に簡単な野菜料理を作ってみたら?」
「野菜の絵本を読んであげてみたら?」
「外食で試してみたら?」
アドバイスに従って試してみても、娘は一切食べようとしませんでした。
小学校に上がると、給食も残すように。
先生からも「野菜をほとんど食べてくれません」と、連絡が来ました。
「もうなすすべがない」——当時の私は、ほとほと疲れていました。
毎日毎日、野菜のことを考えて、工夫して、失敗して、また工夫して。
今思えば、あの頃の私は少し頑張りすぎていたなと思います。
そしてある日、突然食べるようになった
ところが——
もう、無理に野菜を食べさせることを諦めて、「なるようになるさ」という心境になった頃…。
いつの間にか、本当にいつの間にか、娘は野菜を食べるようになっていました。
劇的な出来事があったわけでも、魔法のレシピを見つけたわけでもありません。
気づいたら食べていた。
たぶん小学校の3年生くらいのことだったと思います。
「だって、お野菜おいしいもん」という娘。
誰かと入れ替わった?と思うくらいの変化でした。
あれほど躍起になって頑張っていたのに——子どもって、自分のタイミングで変わるんだなと、しみじみ感じました。
下の子たちは、悩まなかった
娘のあと、5人の男の子を産みました。
不思議なことに、下の子たちは野菜のことで悩んだ記憶がほとんどありません。
上の子が食べているものを見て、下の子も自然に食べるようになっていました。
——「お兄ちゃんが食べてるから、ぼくも食べる」という流れが、自然とできていたのかもしれません。
アドラー心理学より
子どもは「所属したい」という欲求を持っている。
家族みんなが食べているものを、自分も食べることで「仲間の一員」になろうとする。
第一子のときに躍起になっていた私が、少し気の毒になります😅
【この記事のまとめ】
「食べさせなければ」と躍起になっていた頃、
一番しんどかったのは私自身でした。
でも、力を抜いた瞬間に、子どもが変わることがあるんだな…とその時学びました。
お子さんが野菜を食べなくて悩んでいるお母さんへ。
その気持ち、すっごくわかります。
でも、無理に食べさせても親子共々、ハッピーではありません。
むしろ「悩み」を一旦忘れたほうが、早く解決するかもしれません。
完璧じゃなくていい。
栄養満点の食事より、
お母さんが笑顔で「おいしいね」と言いながら
一緒に食べる食卓の方が、
子どもの心をずっと豊かにしてくれると、
6人育てて実感しています。

