「勉強しなさい」と言わなかったら——6人育てて気づいた、勉強する子としない子の違い

子育ての仕組み

6人の子どもを育ててきた経験から、「勉強と子育て」についてお伝えします。


「勉強しなさい!」

毎日言い続けているのに、全然やらない。

でも言わないと絶対やらない。

そのジレンマ、よくわかります。

今日は、6人育てた我が家の「勉強しなさい」事情をお話しします。

結論から言うと——

「勉強しなさい」と言わなくても勉強する子はする。言っても言わなくても、しない子はしない。

これが6人育てた正直な感想です。



我が家の「勉強しなさい」事情

まず、我が家の現状をお伝えします。

6人の子どもたちは今、それぞれの道を歩んでいます。

上の3人はすでに独立。
現在は大学生の三男、専門学校生の四男、高校生の五男が家にいます。
三男は来年からいよいよ社会人です。

そんな6人の子育てを振り返ると、「勉強しなさい」と言ったのは——実は6人中1人だけでした。



我が家を救ったお姉ちゃんの存在

「勉強しなさい」と言わずに済んだ最大の理由は、長女の存在でした。

長女は本当にしっかりした子でした。

親が何も言わなくても、自分でやるべきことをやる。宿題も、準備も、全部自分でこなしていました。


そんなお姉ちゃんを見て育った弟たちは、「勉強するのは当たり前」という感覚を自然に身につけていきました。

上の子が作る「家の空気」は、下の子の価値観を静かに形成していく。

6人育ててきて、これほど実感したことはありません。

実は、人数が多いと大変そうに見えますが、我が家の場合は長女のおかげで「大変」と感じずに育てられた部分が大きかったと思っています。
本当に恵まれていました。



長女も、最初からバリバリ勉強していたわけではない

長女は小さい頃からすごく勉強していた訳ではありませんでした。

小学生の頃は、明日テストという日にちょっと教科書を開く程度。


本格的に机に向かうようになったのは、中学校になって定期テストが始まった頃でした。

高校生になると「行きたい大学」という目標ができて、自分から勉強するようになりました。

目標ができると、人は自分から動く。

これも、長女が教えてくれたことのひとつです。



浪人して、カフェで勉強して、第一志望に合格した

長女の大学受験は、現役では叶いませんでした。

浪人することになり、予備校に通う日々が始まりました。

予備校がある駅の周りはカフェが多く、長女は予備校の帰りにカフェに寄って勉強することが増えていきました。

「家より集中できる」というのが理由でした。
そして翌年——見事に第一志望の大学に合格しました。


長女は大学生になってから、お世話になったカフェでアルバイトを始めました。
社会人になった今でもカフェが大好きで、よく一人で行っているようです。



弟たちも「カフェで勉強」を真似し始めた

面白いことが起きました。

弟たちが高校生になると、次々とカフェや近所のガストで勉強するようにになったのです。

お姉ちゃんの真似です(笑)。

「家よりも外のほうが集中できる」と言っていましたが、本当は一人でカフェやガストに入るのが楽しかったのだと思います。

その頃、ガストのクーポンにはずいぶん助けられました。
子どもが複数いると、塵も積もれば山となる。
少しでも安くなるのはありがたかったです😅



小中学生の「勉強」は、宿題がほぼ全部だった

振り返ると、小中学生の頃は「勉強」というより「宿題をやること」が勉強のほぼ全てでした。

宿題をきちんとやっていれば、それが積み重なって学力になっていく。

「宿題さえやっていれば大丈夫」——これが我が家のスタンスでした。

完璧な勉強を求めすぎなかったことが、子どもたちの「勉強嫌い」を防いでいたのかもしれません。



「勉強しなさい」と言い続けた、唯一の子

6人の中で、唯一「勉強しなさい」と言い続けたのは四男です。

四男は本当に勉強が嫌いでした。
成績も、かなり心配な状況でした💦

言いたくはない。でも言わないと本当にやらない。

「勉強しなさい」と言って、渋々やる。
でも身についているかどうかはわからない——そんな日々が続きました。

アドラー心理学では「強制された行動は、内発的な動機にはならない」と言われています。

まさにその通りで、言って勉強させることはできても、「勉強が好きになる」ことには繋がりませんでした。


でも——そんな四男も今は変わりました。

やりたいことを見つけて、今はインスタグラムなどで情報発信しています。
勉強は苦手だったけれど、自分の道を自分で切り開いている。

「勉強ができること」と「自分の人生を歩むこと」は、別の話なのかもしれません。



「勉強しなさい」より大切だったこと

6人育てて、今こう思うのは…
勉強するかしないかより、やりたいことを見つけられるかどうかの方が、ずっと大切だった。

長女は「行きたい大学」という目標ができてから、自分で勉強するようになりました。

四男は勉強は苦手だったけれど、情報発信という自分の得意なことを見つけました。

目標ややりたいことが見つかると、人は自分から動きます。

「勉強しなさい」と言い続けるより、「この子がやりたいことを見つけられるような環境を作る」ことの方が、長い目で見ると大切だったのかもしれません。


勉強と上手に付き合うための「仕組み」

とはいえ、「やりたいことが見つかるまで待つ」だけでは不安ですよね。

我が家で自然とできていた仕組みをまとめます。

仕組み① 上の子の「勉強する姿」を下の子に見せる
言葉で「勉強しなさい」と言うより、上の子が勉強している姿を見せる方が効果的でした。
環境が子どもを動かします。

仕組み② 「宿題だけはやる」を最低ラインにする
完璧な勉強を求めない。
宿題だけきちんとやれば、それが積み重なって学力になっていきます。

仕組み③ 目標ができたら全力でサポートする
長女が「行きたい大学」を決めた時、浪人中のカフェ代を惜しまなかった。
目標を持った子どもへのサポートは、惜しまない方がいいと思っています。

仕組み④ 「勉強」以外の得意なことにも目を向ける
四男のように、勉強以外の道で輝く子もいます。成績だけが子どもの全てではありません。


「勉強しなさい」に代わる関わり方について、教育の専門家のアドバイスも参考にしてみてください👇
ベネッセ 「もう叱らなくてOK!勉強しない子どもに保護者が本当に伝えるべきこととは?」



この記事のまとめ

  • 「勉強しなさい」と言わなくても勉強する子はする——言っても言わなくても、しない子はしない
  • 上の子が作る「家の空気」が、下の子の価値観を静かに形成していく
  • 目標ができると人は自分から動く——長女の浪人・合格がそれを証明した
  • 小中学生の勉強は「宿題をきちんとやる」だけで十分な土台になる
  • 「勉強しなさい」より「やりたいことを見つけられる環境」の方が長い目で大切
  • 勉強が苦手でも、自分の道を見つけられれば大丈夫

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