6人の子どもを育ててきた経験から、「笑い」と子育ての関係についてお伝えします。
「子供の免疫力を上げる方法」と検索すると、腸活、食事、睡眠、運動……色々な情報が出てきます。
どれも大切。
でも——笑いも、子供の免疫力を上げるということ、知っていましたか?
「よく笑う子は、風邪を引きにくい」
子育て中、保健師さんからこんな話を聞いたことがあります。
「よく笑う子は、風邪を引きにくいんですよ」
「栄養をしっかり摂らせなきゃ」
「早く寝かせなきゃ」——色々と気をつけることが多い中で、「笑わせること」も免疫力を上げる習慣の一つだったんだと気づいた瞬間でした。
私自身も子育て中に不思議なことに気づいていました。
私が体調を崩したり、余裕がなくて笑顔になれない時に限って、子どもがケガをしたり、病気になったりしていました。
でも、家の中に笑い声が多い時期は、子どもたちもどこか生き生きとしていて、体調を崩しても回復が早いように感じていました。
当時は気のせいだと思っていましたが、後になって「笑いと免疫力の関係」を知り、なるほどと思いました。
「笑い療法」という分野が実際に存在する
実際に「笑い療法」という分野があります。
お笑いを見ることでNK細胞(ナチュラルキラー細胞)が活性化し、免疫機能が向上するという研究もあります。
ポジティブ心理学でも「笑いはポジティブな感情の中でも、特に身体への影響が大きい。笑うことで、ストレスホルモンが減少し、免疫機能に関わる細胞が活性化することがわかっている」と言われています。
病院で「お笑いDVD」を処方してくれたら
風邪をひいて病院に行くと、お薬が出されます。
でも、もし——
「お薬と一緒に、今日からこのDVDを1日2回観てください」
なんて処方箋が出たら、面白いと思いませんか?(笑)
お医者さんが真顔で「では、今日からこちらのお笑い番組を、朝晩2回ご覧ください」と言う。
患者さんも真顔で「わかりました」と受け取る。
なんだかコントみたいですが、案外悪くないシステムだと思います😊
笑いに、立派なネタは必要ない
「子どもを笑わせるのに、面白いことを言わなきゃ」とプレッシャーを感じることはありませんか?
SNSで「子どもを笑わせる面白いお母さん」を見ると、「私には無理だな」と感じることもあるかもしれません。
でも——笑いに、立派なネタは必要ありません。
我が家で一番活躍したのは、実はシンプルな「くすぐり」でした。
最初のうちは、なんとかネタを考えていました。
「今日はこんな話をしよう」「こんな変顔を見せよう」と。
でも6人もいると、毎日全員分のネタを用意するなんて、正直無理です💦
そしてネタが尽きたとき——最終兵器は「くすぐり」でした。
「次はぼく!」の順番待ち列
くすぐると、子どもはキャーキャー言いながら大笑いします。
一人をくすぐっていると、その様子を見ていた別の子が、目をキラキラさせながら近づいてきます。
「次はぼく!」
そう言って、順番待ちの列ができる(笑)。
6人いると、この「くすぐり待ちの列」が結構長くなることもありました。
私の手は大忙しでしたが、家の中は笑い声でいっぱいでした。
正直、体力的にはかなり疲れます💦
でもあの賑やかな笑い声を聞くと、疲れも一緒に吹き飛んでいくような感覚がありました。
なぜ「くすぐり」が効くのか
くすぐりは、特別な才能もアイデアも必要ありません。
そして子どもにとっても、くすぐりは特別な体験です。
身体的な触れ合いと、笑いが同時に起きる——これはスキンシップの効果も合わせて得られる、一石二鳥の遊びです。
ユング心理学では「身体的な触れ合いと、ポジティブな感情が結びつくと、安心感の記憶として深く残る」と言われています。
「お母さんにくすぐられて、笑った」という記憶は、子どもの心に「安心」と「楽しさ」がセットで刻まれます。
しかも、道具も準備時間も必要ありません。
手が空いていれば、いつでもできる。
これほどコストパフォーマンスの良い遊びは、なかなかないと思います😆
笑いは「家族をつなぐ仕組み」にもなる
くすぐりで「次はぼく!」の列を作っていた子どもたちも、今ではすっかり大きくなりました。
でも、笑いを共有する習慣は、今も続いています。
私は面白いショート動画を見つけたら、家族LINEのグループに送っています。
すると子どもたちからも、面白い動画が送られてくる。
「これ見て!」「お母さんも好きそう」——そんな一言とともに届く動画たち。
くすぐりで笑わせていた小さな子どもたちが、今度は私を笑わせようと動画を送ってくれる。
立場が逆転したような、不思議な感覚です☺️
子どもが大きくなると連絡が減って寂しい——という声を耳にすることがあります。
我が家の場合、家族LINEで「一緒に笑える」という習慣があることが、その寂しさを感じにくくしているのかもしれません。
アドラー心理学の「共同体感覚」では、「家族の中で何かを共有する経験は、その人が一生持ち続ける『つながりの感覚』の土台になる」と言われています。
くすぐりで一緒に笑った経験が、今は「動画を共有して一緒に笑う」という形に変わった。
笑いの形は変わっても、「一緒に笑う」という根っこは、ずっと同じなのかもしれません。
今日からできること
難しいことは何もありません。
今日、お子さんを一回くすぐってみてください(笑)。
または、面白い動画を見つけたら、家族に送ってみてください。
「こんなことで?」と思うかもしれませんが、その小さな「笑いの共有」が、何年後かに「子どもが大人になっても家族LINEで笑い合える」という関係を作っていきますよ😊
笑いは、お金もかからず、副作用もなく、家族の絆を深める——最強の仕組みです。
この記事のまとめ
- 笑いは子どもの免疫力を上げる立派な習慣——「よく笑う子は風邪を引きにくい」
- 「笑い療法」という分野が実際に存在し、NK細胞が活性化することが研究でわかっている
- 子どもを笑わせるのに立派なネタは必要ない——くすぐり一つで十分
- くすぐりはスキンシップと笑いが同時に得られる一石二鳥の遊び
- 小さい頃の「一緒に笑った経験」が、大人になっても続く家族のつながりを作る
- 笑いは今すぐ、どこでも、タダでできる最強の家族の仕組み
