この記事は全3回シリーズの第2回です。
「よその子をかわいいと思えない私って、冷たい人間なのかな……」
そう思ったことはありませんか?
答えから言います。
冷たくありません。正常です。
「我が子はかわいい、よその子は別に」は普通の感覚
ポジティブ心理学の研究では、人間の愛情には「特定の相手への愛」と「一般的な他者への愛」があると言われています。
我が子への愛情は前者——特定の相手への、深く強い愛。
よその子どもへの感情は後者——一般的な他者への感情で、これは人によって差があって当然です。
「我が子はかわいいけど、よその子は別に……」
これ、むしろ普通の感覚です。
「公園で他の子が転んでも、そんなに心配じゃないけど、我が子が転んだら飛んでいく」——これ、おかしくありません😅。
むしろそれが自然な人間の心の仕組みです。
なぜそうなるのか
アドラー心理学の「共同体感覚」という概念があります。
人は自分が所属するコミュニティへの愛着を持つ。
我が子は自分の最も近いコミュニティ——だから愛情が深い。
よその子は、まだ関係が浅いコミュニティ——だから特別な感情が湧きにくい。
これは冷たさではなく、人間として自然な心の仕組みです。
「でも子ども好きなお母さんは、よその子にも優しくできるじゃないですか」と思いますよね。
それはそれで素晴らしいことです。
でも、それができないからといって「ダメなお母さん」ではありません。
「子ども好き」かどうかで、子育ての質は変わらない
では「子ども好き」なお母さんと、「子どもが好きじゃない」お母さんで、子育ての質に差が出るのでしょうか?
答えは——ノーです。
7つの習慣より 「愛情は感情ではなく、行動だ」
子どもが好きかどうかという「感情」より、毎日ご飯を作り、話を聞き、抱きしめるという「行動」が、子どもの心を育てます。
感情がなくても、行動で愛情は伝わる。
行動し続けることで、感情もついてくることがある。
実際、私がそうでした。
子ども全般が得意じゃなかった私が、6人の子どもを産んで育てた。
育てる中で、我が子への愛情は、どんどん深くなっていきました。
「最初から母性が完璧に備わっていなければダメ」なんて、どこにも書いていないのです。
「感情」より「行動」が先でいい
「子どもをもっと好きになってから、ちゃんと関わろう」——この順番、逆です。
関わりながら、好きになっていく。
行動しながら、愛情が育っていく。
これは心理学的にも証明されていることです。
「行動が感情を作る」——アドラーが言うように、感情は行動の後からついてきます。
「母性がないのかな」と悩んでいるお母さん。
毎日ご飯を作って、話を聞いて、抱きしめているなら——それがすでに愛情の行動です。
感情より先に、愛情はもうそこにあります😊
次回は、愛情を仕組みで育てるという話をします。

