長男は大学受験、次男は高校受験。
ちょうど同じ年に、2人の受験が重なる「ダブル受験」の年。
その年は「きっと大変な一年になるだろう」——そう覚悟を決めていました。
受験そのものは、この年が初めてではありませんでした。
一番上の長女のときに、大学受験は経験していましたし、高校受験も長女・長男とすでに経験していました。
それでも、2人分の受験が重なるのは、この年が初めてでした。
学校の「専用封筒」に助けられた出願期間
ありがたかったのは、中学校でも高校でも、学校の方で出願用の専用封筒を用意してくれていたことです。
必要な書類や提出期日が、その封筒にきちんと書いてあり、提出忘れが起きないような仕組みになっていました。
受験は、人生を左右する大事な出来事です。
学校の方でもそれをよく分かっていて、手厚くサポートしてくれていたのが、本当に助かりました。
毎日その封筒を確認するのが、私の日課になっていました。
「明日は○○の書類を提出しなきゃ!」と、封筒を見てはチェックしていました。
またお金の面で、大学受験は受験料からしてまとまった金額が必要になります。
しかも、複数校受けるとなると、その分だけ受験料もかさんでいきます。
二つの受験の準備と並行しながら、その出費にも向き合わなければなりませんでした。
合格発表、そしてもう一つの発表
そうして迎えた、合格発表のシーズン。
先に次男の高校受験の発表がありました。無事に合格。
ほっとする間もなく、続いて長男の大学受験の発表がやってきました。
こちらも、無事に合格でした。
その瞬間だけは、素直に嬉しかった!
お金のことも、これから始まる入学準備の大変さも、その時だけは、頭からすっかり消えていました。
ただただ、2人ともよく頑張った、という気持ちでいっぱいでした。
1年前からの資金繰りと、学校の説明会
学費については、1年くらい前から、少しずつ資金繰りを考えていました。
奨学金は、入学してから手続きしました。
奨学金についての書類が学校から渡されるので、説明書に従ってパソコンで入力して、手続きしました。
ただ、奨学金は入学後にすぐ入金されるわけではないので、入金されるまでの間は、一時的に借り入れをして繋ぎました。
大学の場合、入学金と授業料を合わせると、まとまった金額になります。
これを、決められた期日までに用意しなければなりません。
また、次男の高校は公立でしたが、それでも制服代、ジャージ代、教科書代と、細かい出費が次々と重なっていきました。
「大学は大きい出費、高校は細かい出費」——2つのお金の波が、同じ時期に押し寄せてきます。
それでも、1年前からの準備があったおかげで、なんとか2人分の進学を乗り越えることができました。
受験は、なるようになる
6人分の子育てをしていると、我が子だけでなく、近所の子たちの受験模様もいろいろと見えてきます。そこで気づいたのは、「受験は、なるようになる」ということです。
第一志望に受かれば、それはもちろん嬉しいことです。
でも、たとえ受からなくても、そこからまた違う人生が開けていく。
そんなケースを、いくつも見てきました。
高校受験で第一志望に落ちてしまって、「あんな思いは二度としたくない」と、それをバネに真面目に勉強を続け、大学受験では見事に第一志望に合格した、という子もいました。
その一方で、難関校に合格したものの、その環境についていけずに、退学してしまった子もいました。
合格がゴールでも、不合格が終わりでもない。
そのあとの人生の方が、ずっと長いのだと、そうした姿を見るたびに感じさせられました。
受験シーズン、親にできること
受験シーズンは、子ども自身が精神的に不安定になることも少なくありません。
そんな時期に、親としてできることは何だろうと考えると、案外シンプルなことに行き着きます。
家庭の中を、明るい雰囲気にしておくこと。
部屋をスッキリと整えておくこと。
そして、お金の対策を、前もってしておくこと。
それが、親にできる一番のことなのかもしれません。
受験校は、子どもが自分で選んだ
我が家の場合、長男も次男も、自分の行きたい道を自分で決めていました。
なので進路そのものについて、親子で揉めることはなかったのです。
もし進路のことでも意見がぶつかっていたら、お金の心配と重なって、もっと大変だったはずです。
子どもたちが自分の意志で選んだ道だったからこそ、親としては「その道を歩ませてあげるために、どう乗り越えるか」だけに集中できました。
進路は、子どもに任せても大丈夫。そう思わせてくれた1年でもありました。
同じ状況のお母さんへ、伝えたいこと
今、同じようにお子さんの受験と向き合っているお母さんに、伝えたいことが3つあります。
1. 前もって、心の準備をしておく
私の場合、学年の初めから「今年は大変な年になるかも」と覚悟していました。
でも、この「心の準備」があっただけで、実際に忙しくなったときの受け止め方が、驚くほど変わりました。
予想していたことが起きているだけ、と思えると、慌てずに一つひとつ対応できるものです。
「心の準備」とは、いざというときに落ち着いて動ける自分を、あらかじめ用意しておくことだと思います。
不安なことがあっても、それに気づけているだけで、もう半分は乗り越える準備ができています。
2. 資金繰りは、1年前から少しずつ考えておく
学費がかかることが分かっているなら、1年ほど前から準備を始めておくと安心です。
奨学金は入学後の入金になることが多いので、その間をどう繋ぐか(一時的な借り入れなど)も、あらかじめ考えておくといいと思います。
奨学金については日本学生支援機構(JASSO)、教育ローンについては日本政策金融公庫が、それぞれ公式サイトで詳しい制度案内をしています。
気になる制度があれば、早いうちに公式サイトで確認しておくと安心です👇
奨学金|JASSO(日本学生支援機構)
教育一般貸付(国の教育ローン)|日本政策金融公庫
3. 結果がどうであれ、「なるようになる」と信じること
第一志望に受かることが、必ずしもその後の人生を決めるわけではありません。
落ちてもそこから頑張れる子もいれば、合格してから苦しむ子もいます。
結果に一喜一憂しすぎず、家の中を明るく保ち、お金の準備さえしておく。
あとは子どもを信じて見守ることが、親にできる一番のサポートだと思います。
この記事のまとめ
- 長男の大学受験と次男の高校受験が、同じ年に重なることが、学年の初めから分かっていた
- 出願は、学校が用意してくれた「受験専用封筒」のおかげで、提出忘れなく進められた
- 次男の合格発表のあと、長男の合格発表があり、その瞬間だけはお金のことを忘れられた
- 学費は1年前から資金繰りを準備し、奨学金の入金までは一時的な借り入れで繋いだ
- 近所の子たちを見てきて感じたのは、「受験は、なるようになる」ということ
- 受験シーズンの親の役割は、家庭を明るく保ち、部屋を整え、お金の準備をしておくこと
- 進路そのものでは揉めなかったことが、結果的に親の負担を減らしてくれた
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