休めないお母さんへ——6人育てて何度も「強制終了」した私が伝えたいこと

子育ての仕組み


6人の子どもを育ててきた経験から、お母さんが休むことの大切さをお伝えします。


最後に「何もしない時間」を過ごしたのは、いつですか?

誰かのために動くのではなく、家事でも育児でもなく、ただ、自分のためだけに使った時間。

「……思い出せない」

そんなあなたに、今日はこの話を届けたいと思います。



私が何度も「強制終了」した話

私は今まで、何度も寝込みました。

ぎっくり腰。子どもの看病をしていたらインフルエンザが移った。過労でバテた。

「強制終了」が、何度もありました(笑えない)。

毎回「なんでこんなタイミングで……」と思うのですが、今振り返ると、あれは全部「これ以上やると危ないよ」という身体からのサインだったんだと思います。


私が寝込むと家族も困ります。ご飯は出ない、洗濯は止まる、家の中が静かにカオスになる😓

「お母さんが倒れると、家族全員が困る」——これを身をもって何度も証明してきました。


そして正直に言うと——今でもたまに無理して寝込むことがあります💦

なかなか傾向性は変わらないものですね。

「休むのが下手なお母さん」の代表として、今日はこの話を書いています。



飛行機のアナウンスが教えてくれること

飛行機に乗ると、離陸前に必ずこんなアナウンスがあります。

「緊急時には、まずご自身の酸素マスクを着用してから、お子様をお助けください」

最初にこれを聞いたとき、「え、子どもより自分を先に?」と違和感を覚えた方も多いはず。

でも、これは真実をついています。

自分が倒れたら、誰も助けられない。

お母さんが笑顔でいることが、子どもにとって最大の安心なのです。



頑張り屋ほど、ある日突然動けなくなる

ポジティブ心理学の研究では「燃え尽き症候群(バーンアウト)は、頑張り屋ほど陥りやすい」という結果があります。

毎日全力で走り続けると、ある日突然、動けなくなる。

疲れているのに眠れない。イライラが止まらない。子どもに優しくできない自分が嫌になる——


これは意志の弱さでも、お母さん失格でもありません。ただの、エネルギー切れです。

スマホだって、充電しなければ動かない。お母さんも同じです。

「充電もせずにフル稼働し続けるスマホ」——そんな無茶な使い方、スマホにはしませんよね。

でもお母さん自身には、平気でやってしまう……。


育児中の燃え尽き症候群について、詳しくはこちらも参考にしてみてください👇
子育てTIMES「子育てで燃え尽き症候群になったら?ママが限界を感じる前にできる対処法」



「休みたい」を押し込めると、どうなるか

ユング心理学では「シャドウ(影)」という概念があります。
押し込めた感情や欲求は、消えるのではなく、影として蓄積される。

「休みたい」「自分の時間がほしい」という気持ちを「お母さんだからダメ」と抑え込み続けると——

いつかそのシャドウが、イライラや無気力という形で表に出てくる。


「なんで私、こんなにイライラするんだろう」と悩んでいるお母さん。

もしかしたら、長い間押し込めてきた「休みたい」が、形を変えて出てきているだけかもしれません。



休むことへの罪悪感を手放す

「休みたいのはわかった。でも罪悪感があって休めない」——これ、本当によく聞きます。

「子どもを置いて自分だけ休むなんて」「家のことが残っているのに」——この罪悪感がある限り、たとえ時間ができても、心から休めません。


7つの習慣のコヴィー博士はこう言っています。
「刃を研げ(Sharpen the Saw)」

どんなに切れ味のいいノコギリも、使い続ければ刃がなまる。定期的に研がなければ、効率はどんどん落ちていく。

休むことは、サボりではなく、メンテナンスです。


アドラー心理学の「課題の分離」も使えます。

「私が30分休んでいる間に、家族が困るとしたら、それは家族の課題です。あなたがすべて解決しなければならない理由はありません。」

「休めない」ではなく、「休む許可を自分に出せていない」だけかもしれません。



今日から言葉を変えてみる

まず今日から、こう言葉を変えてみてください。

「休むのはわがまま」→「休むのは、家族のためでもある」

「自分の時間を持つのは申し訳ない」→「自分を満たすことが、子どもへの愛情になる」

言葉が変わると、行動が変わります。行動が変わると、毎日が変わっていきます。



休む仕組みを作る3つのコツ

「休もう」と思っていても、気づいたら「10分あれば洗濯物を畳める」と動いてしまう——私もそのタイプです😅

だから「仕組みにしてしまう」のが大切です。

仕組み① 「すきま充電」を習慣にする

朝、子どもを送り出した後の10分。
お昼のコーヒータイム10分。
夜、子どもが寝た後の10分。

その時間に、自分が「好きなこと」「ホッとすること」だけをする。

スマホで好きな動画を見る。好きな音楽を聴く。ただぼーっと窓の外を見る——それだけでいい。

ポジティブ心理学では「ミニリストア(小さな回復)」——小さな充電を積み重ねることで、心のエネルギーは確実に回復すると言われています。


仕組み② 「週に1回の自分デー」をカレンダーに入れる

週に1回、「これは自分の時間」と決めた枠をカレンダーに書き込む。

7つの習慣では「第二領域——重要だが緊急でないこと」。自分のケアは緊急ではないから後回しになりがち。でも長期的には最も重要なことのひとつです。


カフェでコーヒーを飲むだけでも、本屋さんをぶらぶらするだけでも、家でお気に入りのお菓子を食べながらドラマを見るだけでも。

「自分が喜ぶこと」なら、なんでも充電になります。


仕組み③ 「頼る仕組み」を作る

自分時間を作る最大の壁は、「全部自分でやろうとすること」です。

パートナーに週1回子どもを見てもらう。
上の子に少しお手伝いをお願いする。
時短家電やミールキットを罪悪感なく使う。

アドラーの「共同体感覚」——家族はチームです。お母さんひとりが全部抱えなくていい。



充電したお母さんが、いちばん強い

充電したお母さんは、笑顔が増えます。

笑顔のお母さんの子どもは、安心して育ちます。

安心して育った子どもは、自己肯定感が高くなります。

あなたが休むことは、巡り巡って、子どもへの最高のプレゼントになる。


偉そうなことを書いてきましたが、私自身まだまだ実践できていないことばかりです。

でも「知っている」と「知らない」では、大きな差があると思っています。

今日から少しだけ、自分に許可を出してあげてください。

「お母さんだって、休んでいい。」

それだけで、子育てが少しラクになります😊



この記事のまとめ

・お母さんが充電されることが、子どもへの最高のプレゼントになる
・休めないのは時間がないからではなく、休むことへの「罪悪感」が邪魔をしているから
・頑張り屋ほど燃え尽き症候群に陥りやすい——ある日突然動けなくなる前に充電を
・「休みたい」を押し込め続けると、イライラや無気力という形で出てくる
・休むことはサボりではなく「メンテナンス」——刃を研がないノコギリは切れなくなる
・すきま充電・週1回の自分デー・頼る仕組みの3つで「休む仕組み」を作る


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