反抗期の息子が壁に穴を開けた日──6人育てた母の体験談

子育ての気づき

「思春期の子どもとの接し方がわからない」
「反抗期がひどくて毎日疲れた」
——そんな悩みを抱えるお母さんは多いのではないでしょうか。


今日は、わが家の長男の反抗期の頃について、お話しします。

長男の反抗期は、私に対してはそれほど激しくありませんでした。


でも、主人との間では、一つ大きな出来事がありました。


壁に穴が開いた日

高校受験を控えた中学3年生の頃、長男と主人が激しく対立したことがありました。

受験のプレッシャー、進路への意見の食い違い——詳しい原因は今となっては覚えていませんが、怒った長男が壁を思い切り叩いて、穴を開けてしまったのです。

それがわが家で一番大きな「思春期の事件」でした。

壁の穴を見たとき、正直びっくりしました。


でも同時に、それだけ長男が追い詰められていたんだということも、わかりました。


(余談になりますが、すぐに壁の修理を依頼して、業者さんに来てもらいました。

壁の穴を、何事も無かったかのように修理する職人さんのワザに、家族全員が驚きました😀)


父と息子が対立した理由

長男と主人はよく似ています。

考え方も、こだわりの強さも、譲れないポイントも。

おまけに顔も💦💦


似ているからこそ、ぶつかる。

お互いに自分の意見を曲げられないから、どちらも引かない。

思春期の息子と父親の対立って、実はこのパターンが多いのではないかと思います。


「なんでこんなに反抗するんだろう」と悩む前に、もしかしたら「似すぎているのかもしれない」と考えてみると、少し気持ちが楽になるかもしれません。


私は主人と息子の通訳、始めました

長男と主人の関係がぎくしゃくしていた時期、私が意識的にしていたことが一つあります。

それは、主人の気持ちを長男に伝えることでした。

「お父さんはああいう言い方をするけど、本当はあなたのことを心配しているんだよ」

それだけです。


長男の味方をするわけでも、主人を責めるわけでもなく、ただ主人の本音を言葉にして伝える。

それだけを続けました。


お母さんって、家庭の中の通訳みたいな存在なのかもしれません。

父と息子の間に立って、お互いの気持ちを翻訳してあげる。


そうすることで、二人の関係が少しずつほぐれていきました。


長男が私たちの「先生」になった

高校、大学と進むにつれて、長男と主人の関係は自然と変わっていきました。

きっかけは、長男の得意分野でした。

長男は理系で、私たち親がわからないことをよく教えてくれるようになったのです。


「このプラスチック、電子レンジの800Wで溶けないかな?」と聞けば、素材の特性からわかりやすく説明してくれる。

コロナ禍の頃には「次亜塩素酸って何?どう使えばいい?」と聞くと、濃度や使い方まで,まるで先生のように丁寧に教えてくれました。

「よくわかった、ありがとう!」


そのやり取りを重ねるうちに、主人も長男を一人の頼れる存在として見るようになっていきました。

子どもが親に何かを教えてくれる瞬間って、親子関係が対等になる大切な転換点なのかもしれません。


思春期は、必ず終わる

あの壁の穴が開いた日から、何年が経ったでしょうか。

今の長男は、主人とも普通に話し、時には一緒に笑っています。


あの頃あんなに対立していた二人が、こんなに穏やかに過ごせるようになるとは、正直思っていませんでした。


思春期の反抗期は、永遠には続きません。

子どもが激しく反抗するのは、それだけ自分の意志を持って成長している証拠でもあります。


思春期の子どもに悩むお母さんへ

思春期の子どもとの接し方に、完璧な正解はありません。

わが家だって、壁に穴が開くほどの衝突がありました。

でも振り返ると、あの時期があったからこそ、長男は自分の感情と向き合い、父親との関係を自分たちで作り直していったのだと思います。


お母さんにできることは、二人の間の架け橋になること。

どちらの味方でもなく、どちらの気持ちも大切にしながら、静かにそばにいてあげること。

それだけで、家族はちゃんと前に進んでいきます。


今日も思春期の子どもと格闘しているお母さん、本当にお疲れさまです。

あなたが悩んでいること自体が、家族を大切にしている証です。


【この記事のまとめ】
わが家の長男は、父親と激しく対立した時期がありましたが、私が「お父さんはあなたのことを本当に思っている」と伝え続けることで、二人の関係は少しずつ変わっていきました。

また、長男が理系の知識で親に教えてくれるようになったことで、父と息子の関係が対等になり、自然と仲良くなっていきました。


思春期の反抗期は必ず終わります。

お母さんは二人の架け橋になりながら、静かにそばにいてあげてください。

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