小中学生の頃、宿題をやらなかった四男は、今19歳になりました。
今の四男は、やりたいことを見つけて、毎日生き生きと過ごしています。
四男が小学生の頃、私はこんな未来を想像できませんでした。
夕方になると、
「宿題やったの?」
「あとで」
「いつやるの?」
そんなやり取りを毎日のように繰り返していました。
周りの子が当たり前のように宿題を終わらせているように見えて、
「どうしてうちの子だけ……」
と落ち込んだこともあります。
だから今、宿題をやらない子のことで悩んでいるお母さんの気持ちは、とてもよくわかります。
宿題をやらないと、どうなるのか
「宿題をやらない子は、将来どうなるんだろう」——正直、ずっと不安でした。
勉強が遅れるんじゃないか。
内申点に影響するんじゃないか。
将来困るんじゃないか。
そんな心配が頭の中をぐるぐる回って、だから毎日声をかけ続けていたのだと思います。
でも、四男を見ていて気づいたことがあります。
宿題をやらなかったことで「致命的に困った」という場面は、思ったより少なかった。
むしろ、宿題よりもっと大切なことを、四男は別のところで育てていた気がします。
好きなことへの集中力。
興味を持ったら誰よりも深く掘り下げる力。
自分のペースで動く力。
これらは、宿題をコツコツこなすことでは身につかない力でした。
あの頃の私は、何を怖れていたんだろう
子どもが宿題をやらないとき、親はどうしても焦ります。
「ちゃんとやらせなきゃ」
「このままじゃいけない」という気持ちが先に立って、
子どもの気持ちよりも「宿題をやったかどうか」という事実ばかりを追いかけてしまう。
今振り返ると、私が怖れていたのは「宿題をやらないこと」じゃなくて、「ちゃんと育てられていないと思われること」だったかもしれません。
子育てって、不思議なもので、子どものためにやっているようで、実は自分の不安を消すためにやっていることも多い。
宿題の声かけも、そのひとつだったのかなと、今は思います。
やらせすぎた時間を、少し後悔している
完全に後悔しているわけではありません。
宿題は、やったほうがいいと今でも思っています。
学習習慣は大切だし、学校の先生との約束でもある。
でも、あんなに毎日キリキリしなくても良かったかな、とは思います。
イライラした日もあった。
きつい言い方をしてしまった日もあった。
そのたびに四男も傷ついていたと思うし、私も傷ついていました。
宿題をやらせることに必死になるあまり、夕方の時間がずっと気が重かった。
あの時間を、もう少し穏やかに過ごせていたら良かったな、と思うことがあります。
今、宿題で悩んでいるお母さんへ
もし今、「うちの子は宿題をやらない」
と悩んでいるなら、どうか自分を責めないでください。
子どもは一人ひとり違います。
宿題をコツコツこなすことが得意な子もいれば、好きなことに夢中になったときに力を発揮する子もいます。
もちろん、宿題や学習習慣は大切です。
でも、それだけで子どもの将来が決まるわけではありません。
私は6人の子どもを育ててきて、そのことを何度も教えられました。
小学生の頃に心配していたことの多くは、実際には起こりませんでした。
だから今は、宿題をやらない我が子を見るときも、「この子にはこの子の成長のペースがある」と少しだけ信じてあげてほしいのです。
子育ては、結果が出るまでにとても時間がかかります。
でも、振り返ったときに見える景色は、今想像しているものとは違うかもしれません。
この記事が、今まさに宿題で悩んでいるお母さんの心を少しでも軽くできたら嬉しいです。
3回シリーズ、最後までお読みいただきありがとうございました。
次のシリーズもお楽しみに♪
