※この記事は全3回シリーズの第2回です。
前回、娘が野菜を全く食べなかった話をしました。
躍起になって、疲れ果てて、それでも結局「いつの間にか食べるようになっていた」という話でしたね。
今日は、その後に栄養士の友人から聞いた話をお伝えします。
栄養士の友人のひとこと
子育てが一段落した頃、栄養士をしている友人とこんな話をしました。
「ねえ、離乳食って頑張りすぎてたのかな」と私が言うと、友人はこう答えました。
「今のお母さんたちは、離乳食を頑張りすぎていると思う」
「え、どういうこと?」と聞くと、こう続けました。
「卵、大豆、小麦粉などを早くから食べさせることが、アレルギーの原因になっているような気がする。
1歳までは、母乳とミルクだけで十分だと思う」
……これを聞いたとき、正直、力が抜けました(笑)。
「食べさせなければ」という呪縛
今でも離乳食の進め方については、様々な考え方があります。
これが「正解」とは言い切れません。
ただ、友人の言葉を聞いて気づいたことがあります。
当時の私は、「食べさせなければ」という強迫観念に近いものを持っていたのかもしれないということです。
「この時期にこれを食べさせないといけない」
「栄養が足りなかったらどうしよう」
——そういう不安が積み重なって、食事の時間がどんどん緊張したものになっていった。
子どもは、大人の緊張を敏感に感じ取ります。
「また野菜が出てきた。お母さんが緊張している」
——そう感じると、余計に食べたくなくなる。
もしかしたら、そういう面もあったのかもしれません。
体重が増えていれば、大丈夫
今、振り返って思うことがあります。
体重が普通に増えていれば、そんなに心配しなくてよかった。
赤ちゃんや小さな子どもが「食べない」と感じるとき、本当に栄養が足りていないのか、それともお母さんが「もっと食べさせたい」と思っているだけなのか…。
——少し立ち止まって考えてみることも大切かもしれません。
体重が増えている、元気に遊んでいる、機嫌が悪くない——それなら、今日食べなかった野菜のことは、そんなに気にしなくていいのかもしれません。
ポジティブ心理学より
食事の時間が「楽しい記憶」として積み重なることが、長い目で見た「食の豊かさ」につながる。
緊張した食卓より、笑いのある食卓の方が、子どもの食欲を育てる。
お母さんが悩みすぎるのは、よくない
食に関しては、本当に様々な意見があります。
「早くから色々食べさせた方がいい」という考え方も、「あまり早くから食べさせない方がいい」という考え方も、どちらにも一理あります。
だからこそ、一つ大切にしてほしいことがあります。
お母さんが悩みすぎないこと。
悩むこと自体は、愛情の証です。
でも悩みすぎると、食事の時間が緊張の場になってしまう。
それは子どもにとっても、お母さんにとっても、本意ではないはずです。
次回は「野菜を食べない子どもへの、力を抜いた関わり方」をお伝えします。
