この記事は全3回シリーズの第1回です。
子育てをしていると、カッとなる瞬間がありますよね。
「なんでそんなこと言うの!」
「何度言ったらわかるの!」
「もう知らない!」
……あとから冷静になって、「言いすぎたな」と後悔する。
そしてまた自己嫌悪。
このループ、心当たりありませんか?
今日は、そのループを断ち切るための大切な話をします。
怒りは「二次感情」である
「二次感情?なんですかそれ?」
心理学の話をしますね。
怒りが湧く前には、必ず別の感情があります。
不安、悲しみ、寂しさ、恐れ、焦り——これが「一次感情」です。
そして、その一次感情がうまく処理できないとき、人は「怒り」という形でそれを表現する。
怒りは、本当の感情を隠す「仮面」のようなものです。
「怒りっぽい自分が嫌だ」と思っているお母さん、安心してください。
怒りそのものが問題なのではなく、その下に隠れている感情に気づけていないことが問題なのです。
「カッとなった瞬間」の裏側
たとえば、こんな場面。
子どもが「うるさい!」と言って、自分の部屋に入ってしまった。
カッとなって「なんて口のきき方をするの!」と叫ぶ。
でも——本当の感情は何でしたか?
「こんなに一生懸命やっているのに、わかってもらえなくて悲しい」
「ちゃんと育てられているか不安」
「無視されて寂しい」
そういう一次感情が先にあって、それが「怒り」という形で出てきた。
怒鳴ったのは「怒り」からではなく、実は「悲しみ」や「不安」からだったかもしれない。
そう気づくだけで、少し自分に優しくなれませんか?
怒りは「道具」として使われる
アドラー心理学より
「感情は道具だ」——怒りは偶然湧いてくるものではなく、自分が「何かを伝えるため」に使っている。
怒鳴れば子どもが動く——そういう経験が積み重なると、人は怒りを「道具」として使うようになる。
「怒れば言うことを聞く」という学習が、無意識に起きているのです。
でも、怒りという道具は、使えば使うほど関係を傷つける。
そして次第に、怒りのレベルを上げないと効かなくなっていく。
怒りのインフレが起きてしまうのです(笑えない)。
押し込めた感情が「爆発」する
ユング心理学より
「シャドウ(影)」——押し込めた感情は、消えずに影として蓄積される。
悲しみや不安を「みっともない」と押し込めた結果、それが「怒り」という形で爆発する。
「なんでこんなことで怒っているんだろう」と自分でも不思議に思うような怒り方をしてしまうことはありませんか?
それは今日の出来事だけへの怒りではなく、積み重なった「影」が一気に出てきているのかもしれません。
怒りっぽい人は、実は傷つきやすくて、寂しがり屋さんかもしれない。
これ、自分のことを責めるためではなく、自分を理解するための視点として受け取ってください😊
今日から意識してほしいこと
カッとなった後、少し落ち着いたときに、こう問いかけてみてください。
「私は今、本当は何を感じていたんだろう?」
怒り、の下にある感情を探してみる。
悲しかった?不安だった?寂しかった?
答えはすぐに出なくてもいい。
問いかけるだけでいいです。
その習慣が、怒りのループを少しずつ変えていきます😊
次回は、一次感情を見つける習慣についてお話しします。
