「習い事をやめたい」の裏に隠れていた、子どもの本当の声

子育ての気づき

この記事は全3回シリーズの第二回です。

前回、「やめたい」という言葉を聞いた時に即座に説得してはいけないというお話をしました。

では、この言葉の裏に何があるのでしょう?


「やめたい」には、実はいくつかのパターンがあります。

パターン① 本当にその習い事が合っていない
興味がわかない、楽しくない、身体的に向いていない。これは正直なサインです。

パターン② 一時的にしんどい時期にいる
発表会前のプレッシャー、友達との関係、ちょっとした失敗。
「今だけやめたい」が本音のことも。

パターン③ お母さんに甘えたい
習い事で忙しい毎日の中で、「もっとおうちにいたい」「ゆっくりしたい」というサインのことがあります。


だからこそ、まず聞いてほしいたった1つの質問があります。

「やめたいんだね。どうして?」

ただそれだけです。

説得も、引き留めも、まずしない。
「そっか、やめたいのか」と受け取って、理由を聞く。

アドラー心理学では、子どもの言動には必ず目的があると考えます。
「やめたい」という言葉の目的が何なのかを知らずに、
続けさせることも、やめさせることも、
実は的外れな対応になってしまうことがあるのです。


ここで少し、私自身の話をさせてください。

我が家では、子どもを英語教室に通わせたことが一度もありません。

正直に言えば、経済的に難しかった、というのが理由です。

「英語くらいやらせてあげたい」と思いながら、できなかった。

でも三男が高校生の頃、こんなことを言ってきました。

「お母さん、この講座だけは受けさせて」

彼が自分で見つけてきたのは、
「1日15分、ネイティブと話す」という講座でした。

決して安くはなかったけれど、自分で見つけてきたという事実に、私は何かを感じました。

親としてなんとかお金を捻り出して、やらせてみることにしました。


すると…
最初はたどたどしかった英語が、半年もすると別人のように流暢になっていました。

家族全員が驚くほどに。

そして彼は大学で英文科に進み、今は自分で英会話スクールを開いています。

「留学なしで英語がペラペラになった」——それが彼の強みになっています。


このエピソードで、私が一番伝えたいことはここです。

彼は誰かにやらされたのではなく、自分で見つけてきたのです。

もし私が幼い頃から英語教室に無理やり通わせていたら、
果たして今の彼があったかどうか——正直わかりません。

子どもは、自分のタイミングで、本当にやりたいことを見つけていける力を持っています。

お母さんが先回りして詰め込まなくても。

次回は、「では習い事はやめていいの?続けさせるべき?」という
実際の判断の仕方についてお話しします。

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