子どもが「言わない」理由——話してくれる親子関係の作り方

子育ての仕組み

※この記事は全3回シリーズの第2回です。

前回、「子どもがクラスの問題を一切言わなかった」という話をしました。

「お母さん、忙しそうだったから」——その一言が、ずっと頭に残っています。


今日は、子どもが「言わない」理由と、どうすれば話してくれるようになるかをお伝えします。


子どもが「言わない」理由

子どもが話さない理由は、大きく3つあります。

①「心配かけたくない」という優しさ

特に高学年になると、子どもは親の様子を読むようになります。

「お母さん、今日も疲れてそう」
「忙しそうだから、後にしよう」
——そうやって、自分の気持ちを飲み込んでいることがあります。


②「言っても変わらない」という諦め

過去に話したとき、真剣に聞いてもらえなかった経験があると、「どうせ言っても……」と思うようになります。

「そんなこと気にしなくていい」
「あなたにも悪いところがあるんじゃない?」
——そういう返し方が続くと、子どもは口を閉じていきます。


③「うまく言葉にできない」

高学年の複雑な人間関係は、子ども自身もうまく整理できていないことがあります。

「なんか、うまく説明できないんだよね」という状態で、話すきっかけをつかめないでいることも。

ポジティブ心理学より
「心理的安全性」——ここでは何を言っても大丈夫、という感覚があるとき、人は本音を話せるようになる。


話してくれる親子関係を作る仕組み

仕組み① 「聞く時間」を意図的に作る

忙しいお母さんほど、子どもとゆっくり話す時間が取れません。

だから意図的に作る。

夕食後の10分、お風呂上がりの5分、寝る前の「今日どうだった?」
——どんな小さな時間でもいいです。


大切なのは「毎日続けること」です。

毎日聞いてもらえると、子どもは「ここは話せる場所」と感じるようになります。


仕組み② 「解決しようとしない」を意識する

子どもが話してくれたとき、すぐに「じゃあこうしなさい」と解決策を出したくなりますよね(笑)。

でもそれが、子どもの口を閉じさせることがあります。


少し考えてみてください。

あなた自身が誰かに悩みを打ち明けるとき、何を求めていますか?

的確なアドバイスが欲しいわけじゃない。

「こうすればいい」と答えを出してほしいわけでもない。

ただ、話を聞いてほしい。
寄り添ってほしい。
「それは辛かったね」と言ってほしい。

それだけで、不思議と気持ちが楽になることがありますよね。

子どもも、まったく同じです。

「どっちの味方もできないのは、しんどいね」
「それは悩むよね」
——まず共感するだけ。

解決は後でいい。
いや、解決しなくてもいいことだって、たくさんあります。


お母さんに「聞いてもらえた」と感じた子どもは、また話してくれます。

逆に「すぐにアドバイスされた」と感じた子どもは、「どうせ言っても……」と口を閉じていきます。

「解決しない」ことが、実は一番の解決策になることがある。

これ、大人同士の関係でも同じですよね😉


仕組み③ 「話してくれてありがとう」を伝える

子どもが話してくれたとき、「話してくれてよかった」と伝える。

これが積み重なると、「話すと喜んでもらえる」「話すと楽になる」という感覚が育ちます。


子どもは、ちゃんと見ている

「お母さん、忙しそうだったから」

この言葉を聞いたとき、私は改めて気づきました。

子どもは、親の様子をちゃんと見ている。

気を使っている。


それは子どもの優しさでもあるけれど、「気を使わせてしまっていた」という事実でもある。

お母さんが少し余裕を持つことが、子どもが話しやすい環境を作る。

以前のブログでお伝えした「お母さんの余裕」の話と、ここでつながってきます😊


次回は「高学年の子どもとの関わり方」を仕組みで考えます。

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