この記事は全3回シリーズの第一回です。
突然ですが、質問です。
お子さんが3歳のとき、 どんな言い間違いをしていたか、覚えていますか?
「ねずみ」を「ねみじゅ」と言っていたとか、
「開けて」を「あたけ」と言っていたとか——
「あったあった!」と思い出せた方、 あなたはラッキーです。
ほとんどのお母さんは——
「…なんか可愛いこと言ってたような気がするけど、思い出せない😭」
そうなんです!
日常の小さな出来事は、驚くほどの速さで消えていきます。
実はわが家に、こんな記録が残っています。
息子が幼稚園の頃、防災訓練がありました。
先生から「不審者が来たら逃げましょう」と教わったらしいのですが——
息子が家に帰ってきてこう言ったんです。
「ねえ、今日ね、不審者が来たんだよ。体操の先生だった」
…体操の先生、無実です(笑)。
どうやら「役を演じた先生=不審者本人」と思い込んでいたようで。
そしてもうひとつ、1年生の運動会の作文。
「うんどうかいの たのしいおもいで」というタイトルなのに——
書いてある内容は、 お弁当の詳しい説明。
から揚げとウインナーと卵焼きと…入っていた全てのおかずについて。
おにぎりの中身は、たらこが一番美味しかったとか。
デザートには、いつも見かけないメロンが入ってたとか…。
運動会、1ミリも出てきません(笑)。
でも、これが宝物なんです。
子どもが大きくなってから
「ねえ、知ってる?幼稚園の頃、体操の先生が不審者だと思ってたんだよ」 と話すと——
「えーーー!まじ?、恥ずかしい!」と言いながら、 ケラケラ笑ってくれる。
その瞬間が、何物にも代えられない。
大きな出来事より、小さな笑える記録の方が、何倍も輝く。
ユング心理学でいう「無意識の記憶」——
子どもは覚えていなくても、
「お母さんが覚えていてくれた」という事実が、
深いところで「自分は大切にされていた」という感覚になります。
次回は、三日坊主のお母さんでも続けられるメモ術についてお話しします。
