「どこの小児科がいいですか?」
引っ越してきたばかりのお母さんや、初めて子どもを持つお母さんから、よく聞かれる質問です。
結論から言うと——評判の良い小児科が、あなたに合う小児科とは限りません。
6人の子どもを育ててきた私が、小児科選びで学んだことをお伝えします。
私の地域には、2人の有名な先生がいた
私が住んでいた地域には、お母さんたちの間で有名な小児科の先生が2人いました。
H先生とS先生です。
どちらの医院も、病気の子どもや予防接種の子どもたちでいつも混んでいました。
それぞれ、全く違うタイプの先生でした。
S先生——育児書にも載る、人気の名医
S先生は、育児書にも掲載されるほどの先生でした。
几帳面で、見立てが良く、丁寧な診察で評判でした。
医院はいつも大盛況。
「S先生に診てもらえば安心」というお母さんが多かったです。
H先生——少しアバウトだけど、話しやすい先生
一方のH先生は、少し違うタイプ。
良く言えば「おおらか」、正直に言えば「少しアバウト」なところがありました😅
几帳面なお母さんの中には「あの先生には詳しい話が聞けない」と感じる方もいて、診察室でお母さんと言い争いになったこともあったそうです。
最初はS先生を選んだ。でも、合わなかった…
子どもが病気になった時、最初は評判の良いS先生のところへ連れて行きました。
「みんなが良いと言っているんだから」という理由で。
でも——どうも私とS先生は合わなかったのです。
何がどう合わないのか、うまく言葉にできないのですが、診察のたびに何となく居心地が悪い。
先生の方も「このお母さんとは合わないな」と思っていたのではないかな、と今でも思います。
どんなに見立てが良くても、合わない先生のところへ通い続ける気にはなれませんでした。
H先生に変えたら、不思議と話しやすかった
そこで思い切って、H先生に変えてみました。
すると——不思議なことに、H先生とはとても話しやすかったのです。
少しアバウトなところが、私には「気楽」に感じられました。
「まあ大丈夫でしょう」という雰囲気が、むしろ私の不安を和らげてくれた。
それからH先生には、長い間お世話になりました。
6人の子どもたちの風邪も、予防接種も、全部H先生にお任せしていました。
今でもH医院の前を通ると、懐かしい気持ちになります。
小児科選びは「相性」が大事
この経験から、小児科選びは先生の評判や腕だけでなく、お母さんとの相性も大事だと思います。
評判が良い先生が、全員のお母さんに合うわけではありません。
もちろん評判も大事ですが、「お母さんが話しやすい先生かどうか」が、評判以上に大事なような気がします。
子どもが病気の時は、お医者さんに聞きたいこと満載なので、話しにくい先生だとキツイです💦
ユング心理学に「タイプ論」という考え方があります。
人にはそれぞれ異なる性格のタイプがあり、同じタイプ同士は自然と話が合いやすい。
これは医師とお母さんの関係にも当てはまります。
「評判が良いから」だけで選ばず、実際に診てもらって「話しやすいかどうか」を確かめることが大切です。
もし合わないと感じたら、変えても全然いい。
子どもの健康を守るために、お母さんが動きやすい環境を選ぶことは、立派な判断です。
小児科でこれだけは必ず聞いておいて!
小児科選びの話とあわせて、ぜひ知っておいてほしいことがあります。
子どもが病気の時、薬を飲んですぐに吐いてしまうことがありますよね。
または夜中に吐いてしまうことも。
「吐いた場合、もう一度飲み直すべきか、次の時間まで飲まなくていいのか」
これ、意外と知らないお母さんが多いのです。
薬によって対応が違います。
飲み直してOKなものもあれば、飲み直してはいけないものもある。
病気の時はお母さんも疲れているし、不安になっている。
そんな中で子どもが吐いたら、どうすればいいか頭が真っ白になります。
だから私は薬をもらう時に、必ずこう聞くようにしていました。
「もし飲んですぐ吐いてしまったら、どうすればいいですか?」
事前に確認しておくだけで、夜中のパニックがぐっと減ります。
ぜひ次回から試してみてください。
小児科選びの「仕組み」まとめ
小児科を選ぶ時のチェックポイントを整理します。
Step① 評判を参考に、まず2〜3軒候補を探す
地域のお母さんの口コミやGoogleの評判を参考にリストアップします。
Step② 実際に連れて行って「話しやすさ」を確かめる
診察の時に質問してみて、答え方や雰囲気が自分に合うか確認します。
Step③ 合わないと感じたら、遠慮なく変える
一度行ったからといって、通い続ける必要はありません。
Step④ 薬をもらう時には、「吐いた場合」を必ず確認する
これだけで夜中の不安がぐっと減ります。
この記事のまとめ
- 評判の良い小児科が、自分に合う小児科とは限らない
- お母さんと先生の「相性」は、子どもの通院のしやすさに直結する
- 合わないと感じたら、変えることは正しい判断
- 薬をもらったら「吐いた場合の対処法」を必ず確認しておく
- かかりつけ医は「話しやすさ」を基準に選ぶと長く付き合える
