「子どもが学校に行きたくない」と言ったとき、どう対応すればいいのか。
悩んでいるお母さんは多いと思います。
今日はそんなテーマで、わが家の少し笑える体験談をお話しします。
弟が増えるたびに、お姉ちゃんが強くなっていった
わが家は6人きょうだいで、一番上がお姉ちゃん。あとは全員男の子です。
もともとそんなに強い子ではなかったお姉ちゃんですが、弟が増えるごとに、じわじわと頼もしくなっていきました。
そして弟が5人になった頃には……取り返しがつかないほど強い子になっていました💦
5人の弟を束ねる長女。
その存在感は、母である私をはるかに超えていたかもしれません。
「もし弟が学校行きたくないって言ったらどうする?」と聞いてみた
あるとき、そのお姉ちゃんに聞いてみたことがあります。
「もし弟が学校行きたくないって言ったら、どうする?」
返ってきた答えに、私は思わず笑ってしまいました。
「ランドセル背負わせて、行ってらっしゃいって追い出す!」
即答でした。迷いゼロ。
さすがにそこまでは私にはできない……と思いながらも、このお姉ちゃんの頼もしさに、なんだか安心感を覚えました。
お姉ちゃんが「学校は行くもの」という文化を作っていた
面白いのは、弟たちがそんなお姉ちゃんのことをみんな大好きだということです。
厳しいのに、なぜか慕われている。
そしてお姉ちゃんが「学校に行くのはあたりまえ」という空気を自然と作っていたおかげで、弟たちも「行きたくない」と思うことはあったかもしれませんが、不登校になることなく学校に通い続けました。
誰かが言葉で「行きなさい」と言うわけでもなく、ただお姉ちゃんの存在がそういう文化を作っていた。
子どもの世界って、大人が思う以上に子ども同士の影響が大きいんだと実感しました。
「行きたくない」に正解の対応はあるのか
不登校や行き渋りに悩むお母さんに、わが家の体験談は全く参考にならないかもしれません。
うちにはたまたま「強いお姉ちゃん」がいただけで、私自身が何か特別な対応をしたわけではないからです。
ただ、一つだけ感じることがあります。
「学校に行くのがあたりまえ」という文化や空気は、親が作るよりも、きょうだいや友達が自然と作ることの方が多いのかもしれない、ということです。
子どもは子どもの世界の中で、お互いに影響し合いながら育っています。
近所で見てきた、不登校の子どもたちのこと
実は、わが家の近所には不登校の子がちらほらいました。
卒業式にも来ていない子もいました。
そのお母さんたちとは、挨拶をする程度の関係です。
だから詳しい事情は知りません。
でも、親子共々、会うといつも明るい雰囲気でした。
もしかしたら家の中では悩んでいたかもしれない。
それでも外では笑顔で挨拶してくれる姿が、なんだか印象に残っています。
あれから年月が経ち、不登校だったその子たちも、今では大学生くらいになっています。
朝、出かけていく姿をよく見かけます。
学校なのか、仕事なのか、詳しいことはわかりません。
でも規則正しく毎朝出かけているその姿を見るたびに、「ああ、ちゃんと育ったんだな」と思います。
不登校だったからといって、その後の人生が閉じるわけじゃない。
その子たちの姿を見て、そう思います。
不登校に悩むお母さんへ
今、子どもが学校に行けなくて、毎日心が折れそうになっているお母さんへ。
近所の不登校だった親子を見て、何があってもお母さんが明るくしているのが一番なんじゃないかなと思います。
完璧に解決しなくていい。
答えが出なくていい。
それでもお母さんが笑顔でいることが、子どもの心の支えになっていくと思います。
ずーっと前、私が若かりし頃、社員旅行で香港に行ったことがありました。
その時マニラにも寄ったのですが、そこのガイドが日本人の方でした。
日本からマニラに来て、結婚して、子どもも大きくなったので、ガイドの仕事をしていました。
帰り際に、「ずっと異国の地でやってこられた、一番の理由は何ですか?」と聞いたら
「辛いことがあっても、笑顔を忘れないことかな」とおっしゃっていました。
その人の言葉が、何十年経った今でも残っています。
きっと大変なこともたくさんあったと思いますが、明るい笑顔で乗り越えてこられたんだなと思いました。
【この記事のまとめ】
わが家では「学校は行くもの」という空気を、強いお姉ちゃんが自然と作ってくれていました。
親が言葉で伝えるより、きょうだいや周りの環境の影響の方が、子どもには届くことがあるのかもしれません。
そして近所で見てきた不登校だった子どもたちは、今では立派に成長しています。
あの頃どれだけ悩んでいたかはわかりませんが、子どもはちゃんと自分の道を見つけていくということを、その姿が教えてくれています。
不登校は、長い子育ての中の、一つの通過点です。
どんな道を歩んでいても、子どもはちゃんと育っていくと思います。
