この記事は全3回シリーズの第三回です。
さて今日は、 記録を「使う」話をします。
下の子が生まれたとき、 上の子が赤ちゃん返りをして困った——
そんな経験はありませんか?
突然現れた謎の生き物(赤ちゃん)に お母さんを取られた上の子は、
内心こう思っています。
「私(僕)のことも、ちゃんと見てる?」
この不安が、赤ちゃん返りの正体です。
そこで使えるのが、「あなたの赤ちゃんの頃の話」という魔法です。
下の子を抱っこしながら、こう言うんです。
「〇〇もね、このくらいの時に前歯が生えてきてね。
とっっっても可愛かったんだよ。
パパなんか写真撮りまくってたもんね(笑)」
「生まれてちょうど8ヶ月の日に、 初めてハイハイしてね。
パパが会社から帰ってきたら教えてあげようって、 ふたりでずっと待ってたんだよ」
これ、不思議なんですが——
「赤ちゃん返り」が、スーッとなくなっていくんです。
なぜか。
ポジティブ心理学でいう「承認欲求の充足」—— 「私も、同じように大切にされていた」
という事実を知ることで、 子どもの心の不安が溶けていくからです。
アドラー心理学でいえば「所属感」—— 「自分もこの家族の一員だ」という感覚が、しっかり確認できる。
赤ちゃんにお母さんを取られたのではなく、 自分もかつてその場所にいたんだ——
その安心感が、 赤ちゃん返りを必要としなくさせるんです。
この魔法を使うために必要なものは——
そう、「記録」です(笑)。
「8ヶ月でハイハイした」という事実、 メモしておかないと絶対に忘れます。
前歯が生えてきた日、 初めて笑った日、 初めて「まんま」と言った日——
そのひとことメモが、 数年後に上の子の心を守る魔法になる。
今日の一行が、未来の宝物になる。
まとめ——「小さな記録」が、家族の歴史になる
立派なアルバムじゃなくていい。
毎日書かなくていい。
きれいな文章じゃなくていい。
「今日、面白いこと言ってた」 「今日、こんなことができた」
その一言が積み重なって——
笑える家族の歴史になり、 子どもの自己肯定感になり、 きょうだいの絆になっていく。
お母さんの記憶は、 家族にとっての「生きた歴史書」です。
今日から、スマホのメモアプリを開いてください。
そして今日あった、 子どもの面白い一言を、ひとつだけ書いてください。
それだけでいい。
未来のあなたが、きっと「書いておいてよかった」と思うはずです。😊
仕組みで子育てをラクに——次回も一緒に考えていきましょう。
