「忘れないでね」は「忘れろ!」と言っているのと同じ——二重否定の落とし穴

子育ての仕組み

※この記事は全3回シリーズの第2回です。

前回、「枯れないでね」と声をかけた花が

一番早く枯れた話をしました。

今回は、この「二重否定」が子育ての言葉にどう潜んでいるかを、

具体的に見ていきます。



二重否定はこんな言葉に潜んでいる

実は日常の言葉に、二重否定はたくさん潜んでいます。

よく使う言葉潜在意識が受け取るもの
忘れないでね「忘れる」+「〜しないで」→ 忘れろ!
遅刻しないでね「遅刻」+「〜しないで」→ 遅刻しろ!
転ばないでね「転ぶ」+「〜しないで」→ 転べ!
負けないで「負ける」+「〜しないで」→ 負けろ!
できない子だとは思っていない「できない子」が強調される

「忘れないでね」と言えば言うほど忘れる、

「遅刻しないでね」と言えば言うほど遅刻する——

これ、思い当たりませんか?(笑)

言葉って正直です。



「できない子だとは思っていない」の罠

あるお母さんが悩んでいました。

「うちの子、日に日に勉強しなくなって…」と。

話を聞いてみると、そのお母さんは子供に毎日こう言っていたそうです。

「あなたはできない子だとは思っていないわよ」



このお母さんの気持ちは本物です。

「あなたを信じている」という愛情から出た言葉。

でも子供の潜在意識が受け取っているのは

「できない子」という強いメッセージ。

「〜ではない」という否定は、潜在意識には届かないのです。



「あなたはできない子ね」と直接言われるよりも、

実はずっと強く否定されていた。

だから勉強する気になれないのは、当然のことでした。

ポジティブ心理学より

人は「否定されないこと」より「肯定されること」で力が出る。

「ダメじゃない」ではなく「できる」という

直接的なポジティブワードが、行動を引き出す。

次回は「では、どんな言葉を使えばいいのか」を仕組みでお伝えします。






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