※この記事は全3回シリーズの第2回です。
前回、「人生はそんなに悪くも、良くもない」という
モーパッサンの言葉をご紹介しました。
今回は、子育てを「トータルで見る」ことの大切さを、具体的なエピソードでお伝えします。
一部を切り取って、一喜一憂しない
高校受験で第一志望に落ちた子がいました。
そのとき、お母さんはひどく落ち込んだそうです。
「合格したあの子より成績が悪い」「将来が心配」と。
でも、その子は悔しさをバネにして大学受験で猛勉強しました。
結果、高校受験で合格した子が行った高校よりも、
偏差値の高い大学に進学したのです。
高校受験の「失敗」は、人生の失敗ではなかった。
それはただ、花が咲くタイミングが少し違っただけでした。
逆のケースもあります。
難関大学に合格したのに、就職先で人間関係につまづき、引きこもってしまった。
いい大学に入ることが、必ずしも幸せな人生につながるわけではありません。
だから「今この瞬間」だけを切り取って、
「我が子は劣っている」と心配するのは、もったいないことなのです。
ポジティブ心理学より
人の成長は直線ではなく、波のように上下しながら進む。
ある時期の「低さ」が、次の「高さ」への準備になっていることがある。
花咲く時期は、みんな違う。それだけのことです。
次回は「では、お母さんに今すぐできることは何か」を、仕組みで考えます。

