妻として家庭を、女ながらに一人前に仕事を一生懸命こなし、そして両立させながらの不妊治療。
そこにさらに「母になりたい」という思いが加わり、両立させようとしている方の多くは頑張りすぎているのではないでしょうか。
知らず知らずストレスがたまり最後には全て嫌になってしまったりしたら今までの努力が水の泡になってしまいます。
「妻」「人」そして「母」になるため、上手に心のストレスをほぐしていきましょう。
様々なストレスと不妊の関係
大好きな人と結婚し、過ごしていく中でその人の子どもがほしいと思うのはとても自然なことです。
でもやはりそこには夫婦として仲良くしてこそ。
不妊治療の根本は夫婦愛なんです。
治療の内容や、非協力などが原因で夫婦仲に亀裂が入ることもよく聞く話ですが、そんな悲しいことはありません。
心のストレス
不妊治療は体の負担もそうですが、何より「心」です。
月に一度涙を流す・・そんな生活の繰り返し。
そんな日は旦那さまとゆっくり過ごすようにしてみませんか?
悲しみは半分こにしちゃっていいんです。
健やかなる時も、病めるときも、喜びのときも、悲しみのときもこれを愛し、これを敬い、これを慰め、これを助けあうこと誓ったと思います。
悲しみを伝えるのは勇気がいります。
だからこそ、リセットしてしまった悲しい日にもう一度二人で乗り越えていくことが大事です。
せっかくだからお酒も解禁。
お刺身だってジャンクなものだって一緒に気にせず楽しめるんだと思うと少しはストレスも軽減するのではないでしょうか。
「妻」そして「嫁」としてのストレス
ストレスになりやすいことというと、「妻」になったことで必然的になる「嫁」という立場ではないでしょうか。
不妊治療をしていく中でお姑さんとの関わりはどうしても避けられないものになってきます。
カミングアウトしていても、していなくてもどちらにしてもプレッシャーになっていることは間違いないことです。
さらに仕事と両立しながら不妊治療をしている場合は特にお姑さんの風あたりがきつい場合も少なからず。
「どうなの?」
の言葉ひとつでさえも
「すいません」
なんて謝ってしまっていませんか?
不妊治療は様々な原因がある場合もありますし、原因なんてない場合もあります。
どんな場合があるにしろ、あなたは「悪いこと」なんてしていないんです。
「不妊治療」という勇気のいる治療をしている女なんです。
そしてお姑さんはそれを一番近くでみている「女の他人」です。
嫁になったから「母」と思っていくのは素敵です。
でも、そこは「他人」として割り切ってもいいのです。
傷ついたなら距離をおく。それもストレスをためない付き合い方のひとつです。
一生お付き合いしていく中で、無理のない関係をきずいていくことも両立していく中で必要ですよ。
仕事とストレス
仕事と不妊治療を同時進行していく中で色々な葛藤がでてくると思います。
不妊治療というのは、先の見えない治療です。
金額もかわってきますし、自分で選んで払っていくことにもなります。
さらに不妊治療が成功した場合は、さらにお金がかかってくるということも念頭においておかなければなりません。
一口に「仕事」といっても雇用形態によりますが
治療をしていく場合は休みをとることが増えると思います。
さらに体調が悪いなど、わかりやすくないため周りの人間関係や仕事もかなり協力が必要となってきます。
育休や産休がしっかりしていれば違ってきますが、まだまだ日本は不安な部分が多く残っているシステムです。
仕事が楽しくてしかたないくらいであればいいんです。
でも体力的にきつい、人間関係で悩む、休みをとるとあまり良い顔をされないなんてことありませんか?
そうなってくると仕事から家庭に帰ったときにため息がでませんか?
仕事から病院に向かっているときに足が重くないですか?
仕事を続けるのは素晴らしいことです、結果続けてよかったということもあります。
ただ、今の自分の心にも少しよりそって優しくしてあげてはどうでしょう。
不妊治療を続けていくならば、「家庭」で夫婦で「ほっ」とできる余裕のある「仕事」だと気持ちにもお金にも少しずつのゆとりがでるので少し考えてみましょう。
まとめ
私は不妊治療3年ののち出産することができました。
不妊治療のためにパートとして転職し、そしてあの東日本大震災の日も仕事から直接病院に通う途中のできごとでした。
その後しばらく治療を中断せざるを得ない中の妊娠ということもありとても不思議な気持ちになったことを覚えています。
仕事と両立しながらの不妊治療ははっきりいってストレスがたまります。
ストレスというものは実際に「生殖ホルモン」に関わってきますので、やはり不妊治療には実質的によくありません。
不妊治療のゴールは「妊娠」です。そしてまたそこからスタートなんです。
「両立」させることでストレスになってしまうのであれば、すでに「両立」できていないんです。
あなたは強くありません。弱くていいんです。
「共倒れ」になってしまう前に、今一度ご自分の心を立て直してみてください。
女として結婚するとたくさんの顔をもっていくことになると思います。
これから不妊治療を徐々に行なっていくのであれば、「妻」「女」「嫁」「母」全てを100点でいようと「両立」させるのではなく、20点ずつ「配分」してストレスも分散させて治療してみてください。
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