「男性不妊」という言葉をご存知でしょうか。
最近でいうと、お笑いの大島美幸さんの旦那さまである放送作家の鈴木おさむさんがブログで呼びかけていました。
歌手のダイヤモンドユカイさんも「タネナシ」という本を出版され話題になりましたね。
最近になってやっと「不妊治療」においての男性の検査の重要性が広がってきているように思います。
しかし、いざ調べたいと思っても女性と違って何をすればいいのか、
どこで検査できるのかがわからないという方も多いのではないでしょうか?
そんな人のの為に男性の不妊の原因や治療・検査・費用などについて説明します。
女性同様、男性もセルフチェック
女性ですと月経によって妊娠の有無や体調管理など「不妊治療」をするうえで自己管理しやすいと思います。
しかし男性は”まさか自分が”と無意識に思い、ご自分の妊娠させやすい体作りを怠っていませんか?
・お酒やたばこを摂取する
・肥満・ストレスがある
などの生活習慣や
・睾丸に違和感がある
・幼児期の病気暦
などの状態を思い出してみてください。
検査をうける際に、精子の問題だけでない場合もたくさんあります。
男性の不妊治療
女性は男性のみに原因があったとしても「不妊治療」をしなければなりません。
世界保健機構の統計データでも男性にも原因がある場合の「不妊」は半分近くの割合をとっています。
そして女性だけでなく、男性も同じように年齢が高くなるほど精子の量は減っていき、勃起不全などの状態にもおちいりやすくなります。
夫婦ともにはやく検査をうけることで妊娠確立をあげ、期間を短縮することにつながり、無駄な投薬などをせずにすむことで費用もおさえることができます。
まずは自分で検査をうけるための準備をしておきましょう。
検査費用や病院は?
いざ、検査をうけようとなったときまずどこに行けばいいのか悩みますよね。
女性が「不妊治療」を先に始めていた場合はだいたい同じ病院で検査してくれる場合がほとんどです。
しかし、男性のかたの多くは「プライド」がありおおっぴらに専門病院にかかることに抵抗があるのではないでしょうか。
ですので、男性が検査をうけるのであればまずは泌尿器科にかかられることをすすめます。
検査費用や結果
女性もそうですが、初期の問診や精液検査は保険適応されている場合がほとんどですので、
初診は5000円ほどみておいていただければ大丈夫です。
ほとんどの場合は当日に検査結果がでます。
ただ、その精液検査で疾患が疑われた場合は、精密検査となります。
精液量や濃度などが妊娠させるにあたって弱い場合も同様です。
精密検査になった場合は保険適応外の自費診療になります。
女性もそうですが「不妊治療」というものは基本的に自費診療なので「男性不妊」として治療をするとなった段階から、基本的には自費であると思っていただくとわかりやすかと思います。
男性不妊の原因と治療
精液検査の結果で疾患が見つかった場合は精密検査となります。
男性の場合は女性と違って「不妊治療」するにあたって通院しながらということは少ないです。
基本的には病的原因となる部分の手術。
もしくはステップアップにおける人工・体外受精になります。
「男性不妊治療」をしていくうえでの医学的な精子を増やす薬がないため、大幅なステップアップをすることが必要となります。
不妊の原因
男性不妊には遺伝などうまれもった先天性の原因と病気やストレス。
性的思考などの後天性の原因があります。
原因として一番多いのが、精子の運動能力が弱かったり量が少ないとされる造精機能障害になります。
基本的には手術などによって妊娠の確率をあげることができます。
精索静脈瘤という疾患もあまり知られていないですが、実は多い原因です。
実は私の主人もそうでした。
もともと知っていたので検査をすぐ受けてくれ、主人の場合は精子に問題はないという結果がでましたので何もしませんでした。
力をいれてみたときに睾丸部分に違和感のあるものがあるとすれば、精索静脈瘤の可能性もあるので気にしてみてください。
妻として優しく協力を
男性不妊の場合もメンタルがとても深く関わってきます。
とくに男性はプライドの塊ですので、女性よりもさらにカミングアウトできずに一人で抱え込んでしまい、ストレスになっていきます。
男性不妊の場合、原因がわかると費用がとても高額になってきます。
そんな中で仕事をやめるわけにもいかず、妻のフォローもとなるといっぱいいっぱいになってしまい、結果として勃起不全や膣内射精障害という疾患までわずらってしまうことも考えられます。
その場合はバイアグラの服用などもすすめられます。
男性も女性も自分でできる「不妊治療」として生活やメンタルをととのえていくことが基本です。
アルコールや煙草をへらすことや運動なども言われていますが、まずは心のリラックスから初めてみることです。
・温かい食事を夫婦で楽しくいただく
・たまには夫婦で温泉にゆっくり入る
そういうことで男性の心をときほぐしていきましょう。
まとめ
不妊治療は夫婦で行うものとわかってはいてもなかなか男性は行動しづらいですよね。
徐々にメンズチェックを受けられる男性不妊の病院や、男性不妊治療費助成制度という助成金もでてきています。
男性が率先して「不妊治療」のために検査をうけるようになれば、不妊で悩む女性はとても嬉しいですよね。
夫婦で手をとりあってすすんでいきましょう。
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