必ずと言って良い程、抱っこ紐が必要となり、一度使うと、その便利や活用性から、日常生活において、特に外出時には欠かせない物となります。
しかし、赤ちゃんが落下する事故が起きています。
便利で安全で、成長にも欠かせないアイテムの抱っこ紐ですが、商品によっては弱点もある為、特徴やお勧めの抱っこ紐を書いていきます。
記事の目次
抱っこ紐の種類と特徴
抱っこ紐には、大きく2種類、多機能タイプと、前抱き専用タイプがあります。この2種類について説明していきます。
多機能タイプ
ほとんどの大手メーカー商品の1つで、デザイン性と機能性が充実しています。
前抱き・横抱き・縦抱き・おんぶ等ができ、腰ベルトや肩紐の長さを調整ができる事で、赤ちゃん~乳幼児まで幅広く使えます。
同時に、調整が簡単にできる事で、ママのみではなく、パパとも兼用できる利点と便利さが優れています。
まだ首が座っていない赤ちゃんの場合でも、首元に当たる部分には硬めのクッションとなる板が入っており、首の固定が安全且つ強化される工夫があります。
赤ちゃんの口元にくる辺りには、よだれ受け取りの生地が別に装着してあります。
この部分は取り外しが可能な為、汚れたら洗濯して常に清潔を保たれるようにも工夫されているので、赤ちゃんも快適です。
しかし、腰ベルトや肩紐には、調整する為の留め具等が付いている為、赤ちゃんに絶対に当たらないという事はなく、装着に少しの時間を要します。
また、しっかりとした生地・素材の為、コンパクトにまとまりにくく、バッグに収める事は困難で、ある程度の大きさの形状のままとなります。
赤ちゃんが、“今は前抱きじゃなくて、おんぶが良い”等と抱っこの状態が変更されると、調整し直さないといけないという点もあります。
家庭用の洗濯機で洗えますが、なかなか乾きにくいです。
特に、首を支えるクッションの部分が厚く、乾きにくいので、梅雨時期や冬季は乾きやすい環境を作って乾かす事も必要な時があります。
前抱き専用タイプ
多機能タイプと違って、前抱きしかできませんが、留め具等が無い為、ママの肩や腰が痛い、赤ちゃんに当たるという事がないので安心点が増します。
同時に、前向きに強化・特化しているので、軽くてコンパクトに収納ができ、バッグに入れやすく持ち運びもしやすいという特徴があります。
また、直ぐに装着できて1人でも簡単に時間を要さなく、赤ちゃんを前抱きに抱っこできるのが良い点です。抱っこ大好きな赤ちゃんで、且つ前抱き抱っこを好む赤ちゃんには最適な抱っこ紐です。
前抱きで、常に赤ちゃんの表情が見える・ママの顔が見えるので、お互いの表情・状態が良く分かる点も良く優れています。
前抱き専用なので、横抱きやおんぶができないのが弱点です。
この為、赤ちゃんがおんぶを好きになったり、横抱きされて寝たかったりした場合は、不向き・不必要になってしまう事があります。
多機能タイプまで幅広くは活用できない事がありますが、こちらの商品も調整が利き、洗濯機で洗えるので長く使用できます。
抱っこ紐の活用法
赤ちゃんは抱っこされる事で、安心感と満足感を得て、更に成長を促進させる効果がります。
この成長促進には、安心感と満足感から、喃語が活発になる、四肢を動かす事で積極的な身体能力の向上、動かせるができた・増えたという事で、喜びを得たりする事ができます。
そして、これらが合わさり、成長過程が順調に育まれていく事になります。
この事を踏まえて、外出時には抱っこ紐を活用して、買い物や散歩の充実に活用されてほしいと思います。
同じ姿勢は2時間まで
赤ちゃんの性格やママの状態によっては、家の中でも抱っこ紐を使って家事をしたり、寝かしつけをしたりされるママもいらっしゃると思います。
これも悪くないですが、赤ちゃんの自然な体勢と下肢の痺れを考慮して、長くても2時間までに抑えてほしいと思います。
今の抱っこ紐(全ての商品)は、機能にも素材にも優れていますが、長時間、同一姿勢でいる事によって、赤ちゃんの股関節に影響を与えてしまいます。
脚が痺れても赤ちゃんは、自ら体勢を直したり整えたりする事はできません。
また、言葉にして「痺れてきた」、「ちょっと疲れてきた」等と訴える事もできません。
なので、ある程度の時間が経ったり、赤ちゃんがモゾモゾと動いたり泣いたりした時は、姿勢の苦痛が原因かもしれません。
また、最長2時間という、この2時間という時間的にも赤ちゃんの生理的欲求が生じる長さ(時間)でもあります。
これに当てはまる赤ちゃんは、まだ月齢の小さい赤ちゃんかもしれませんが、母乳やミルクの時間だったり、飽きてきて何か違う遊びをしたかったり、座って遊びたい、絵本を読んで欲しい等が考えられます。
ママは多忙になりますが、抱っこ紐を活用しながら家事・育児と進めたいものです。
赤ちゃんの性格や好み、ママの使いやすさを併せて抱っこ紐を選び活用していただきたいと思います。
これらを含めて、以下にお勧めの抱っこ紐を紹介します。
助産師が開発した抱っこ紐の紹介
商品販売している会社名「ラクーナ」(http://www.la-cunahonpo.com/)で、商品名「だくーの」です。
助産師の前田弘子さんが開発し、以後、研究と議論を繰り返しながら参加・協力したママ達の声を生に聞いて、何度も手直しながら作られたものです。
前抱き専用ですが、軽量でコンパクト、体重分散がされてママが疲れにくい等、利点が沢山あります。
他の会社にはない最良な点は、赤ちゃんが自然なM字型脚が保たれる事と、ヘッドレストを付けない事で、首がまだ座っていない赤ちゃんの首に無理な負担をかけない事、生地・生産の全てが日本製という事です。
また、ヘッドレストに関しては、首が座った赤ちゃんの場合、首が座っているのにも関わらず、固定されたかのように首を支える事は、首・頭の骨の成長に好ましい条件ではない事が考えられているそうです。
この事から、首が座った・座っていないに関わらず、ヘッドレストは不要と判断されたそうです。
洗濯機で洗えて、清潔が保てる点と、専用ケース付きで綺麗に収納ができる点も魅力です。
赤ちゃんに触れる物であるので、綺麗に洗濯できて且つ綺麗を保った状態で管理したいものです。
ネット通販となっていますが、購入後、装着の疑問点やサイズ変更等の要望があれば、安心サポートがあり、スタッフが丁寧に対応するようです。
家事も育児も上手く抱っこ紐を使いたい
私は、上記の「だくーの」を購入・使用した事はありませんが、つい最近、知りましたが、知ってから、これを使いたかったと思ったのが本音です。
多機能タイプとスリングの使い分け
その理由は、多機能タイプとスリングを使ってきましたが、娘の性格や前抱きが落ち着く母子だったのもあり、使用始めのみ横抱きで、首が座ってからは、常に使用する度に前抱きだったからです。
多機能タイプは、調整が大変で1人では意外に時間を要し、娘も素材や抱かれ心地があまり好みではなかった為、直ぐに買い直しとなりました。
この多機能タイプで、おんぶや横抱きも試しましたが、直ぐに落ち着きがなくなり、嫌がって大泣きされ、数回しか使用せずに、新品同様で終わりました。
スリング(正式名称は忘れてしまいました。赤ちゃん本舗で購入した袋状態の抱っこ紐です)に変えてからは、装着が簡単で、長さ調整するファスナーが私の背面な為、娘の脚や背中に当たるというのは一切なかったので良かったです。
強いて言うなら、微妙にカーブするので、左右の脚を支える部位が異なる事でした。
この”脚を支える部位が異なる”とは、左脚は太ももも裏の中央部分を支えているのに、右脚は膝近くの太ももを支えているといった状態です。
月齢を増していくと、娘が自ら体勢を整える動作をした為、不快感を生じている事が分かりました。
その時は、一度、娘が気に入る体勢をとった時、私の手で抱っこして、抱っこしながらスリングの袋部位を調整していました。
体勢を整えてからは、前抱き抱っこで買い物や散歩も容易に可能で、私も楽チンで、お互いの顔が見えるので、私達母子にはスリングが一番、合っていたようです。
厚手の布の生地で洗濯しても、比較的乾きやすく、持ち運びもかさばらずバッグに入れたり、いつ抱っこしても良いように肩から下げたりして、装着し準備したりと、長い期間、愛用していた物の1つです。
抱っこ紐を活用できていたら
抱っこが大好きな娘は、家の中では常に私の手による抱っこのみで、スリングは受け付けませんでした。
思うように家事ができないのは当たり前でしたが、それでも一時期のものだと割り切って、家事を最低限にして抱っこに専念していたのを覚えています。
抱っこじゃないと寝てくれない・満足しない娘で、且つ背中にセンサーが付いているかのように、布団に寝かせると起きていました。
クッションや毛布を使って、赤ちゃん独特の自然体勢を作っても、どんなに工夫しても抱っこじゃないとダメでしたが、今となれば良い思い出で、幸せなひとときだったと断言できます。
一方で、抱っこ紐(他社の物や娘に合う物を使ったり、娘に特定の時間のみは抱っこ紐を使って家事をしたり等)が活用できていたら。
家事もできて、娘もおんぶされながら、今どんな事をやっているかを見せられたのかもしれない、と見方を変えると、少し悔やむ点もあります。
個人的には、娘が上記の状態だったのと、私自身が“抱っこはできるだけする”、“可能なだけ抱っこする“が信念だった為、2時間以上、抱っこはしない方が良いといった環境には出くわさなかったです。
なので、娘は自然なM字型の脚をとっていましたし、同時に股関節の心配もなかったです。
個人的な体験を元に、お勧め抱っこ紐を選びましたが、ラクーナの「だくーの」は魅力的で、赤ちゃん・ママ思いの商品です。
必要な時に抱っこ紐を使用して、家事も育児も個々の背景・生活に合わせて便利で楽しい時間を過ごされてほしいと思います。
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