赤ちゃんは母乳でもミルクでも授乳が終わった後は必ずげっぷをさせないといけません。
これは赤ちゃんの時だけの事で何故げっぷをさせる必要があるのか、まだ首が座っていない赤ちゃんを縦抱きすることも難しく感じることもあると思います。
上手くげっぷを出せない時には出るまでずっと背中をトントンしていなければならないのか、げっぷを出せたと思ったらそのまま母乳やミルクを吐いてしまったとか、初めての赤ちゃんの時はどうしていいか分からなくて心配で不安ですよね。
そこでここでは赤ちゃんのゲップの出し方や注意点などについて書いていきます。
赤ちゃんのげっぷって出させないとダメなの?
赤ちゃんは授乳の時に空気も一緒に飲み込んでしまいます。
なぜなら赤ちゃんの時は完全に鼻呼吸なので授乳の時でも鼻で呼吸をしながら飲むんです。
その為空気も一緒に飲み込んでしまい、せっかく飲んだ母乳やミルクをげっぷで胃から押し出されるという感じです。
特に新生児の場合は飲む量は少ないのに空気まで飲んでしまうのでうまくげっぷを出させて少しでも吐かないようにしたいですよね。
初めての赤ちゃんの時はきっと驚くとは思いますが意外と赤ちゃんは結構吐きます。
では赤ちゃんは何故吐きやすいのかですが、新生児から生後3か月位までの赤ちゃんは胃の形が縦にひょうたん型になっているのでちょっとした角度で飲んだものが出てしまうんです。
生後3ヶ月以降位からは胃の形が安定するので少し吐きにくくなります。
もしも、吐いたとしても熱もなく元気で機嫌もよくて体重が増えているのであれば問題はありません。
でもあまりにも噴水状態で吐く・顔色が悪い・ぐったりしている等の様子がみられるようならすぐに小児科を受診してください。
その後5か月位から離乳食時期になって、お座りが出来るようになるとげっぷも自力で出来るようになって行きます。
まずはこの新生児から5か月位までの吐きやすい時期を乗りきる事を考えてみましょう。
ちなみに赤ちゃん時期を過ぎると飲食する時には自然と息を止めるようになります。
赤ちゃんのげっぷと窒息死の危険
げっぷをさせないでそのまま寝かせて赤ちゃんが寝ている間にげっぷが出てしまったとします。
吐きだそうとした母乳やミルクが気管に詰まってしまい、窒息死してしまう悲しい事故が起きている事実もあります。
赤ちゃんは自分でげっぷを出来ないので、げっぷを出させないで放置してしまうとガスが溜まってお腹がぱんぱんに張ってしまいます。
母乳の場合はげっぷがあまり出ないという話もありますが、絶対にでないわけではではないので、母乳でもミルクでも飲み物を飲ませた時は必ずげっぷを出してあげてください。
赤ちゃんの腹筋はまだ未発達なので、おならやうんちを出すのも大変なので唸っている時にはおへそを中心にしてのひらがなの「の」の字をかくようにマッサージをしてあげてください。
マッサージをするときは授乳直後はそのまま吐いてしまう可能性があるので絶対に避けてください。
ちなみに大人でも食事の時に空気を一緒に飲み込んでしまう傾向の方がいますが、そういう傾向の方はげっぷやおならがやたら出ます。
げっぷのさせ方・お腹のマッサージ
まずは上手にげっぷを出させる事ですが、授乳が終わったら肩に赤ちゃんの首と頭を手のひらと手首で固定して縦だきをして、肩の位置に抱きかかえます。
この時、先に肩にタオルなどをかけておくと、げっぷをさせた時に勢いでミルクが出てしまっても服の肩部分を汚さなくて済みます。
げっぷのさせ方の続きですが、必ず肩の位置に赤ちゃんの胃が当たるくらいの位置で縦抱きして背中をさするか軽くトントンしてあげてください。
最初は難しいですが、慣れてしまえば結構簡単にできるようになります。
赤ちゃんは自力でげっぷを出来ないので、忘れずに出させてあげないとなりません。
何度もげっぷを出させているうちに、上手くげっぷを出させる事が出来るようになってからも、何故かげっぷが出ない時があったりします。
赤ちゃんが空気を飲まずに上手に飲めた時はげっぷが出ない時もあるんです。
でも本当にお腹の中に空気が入っていないのか確かめようがないので、そういう場合は縦だきにしたまま背中をさするなどしながら10分くらい様子を見ます。
それが無理であれば膝の上に赤ちゃんを横向きで座らせる形で、片方の腕で支えるようにして背中をさすって10分くらい様子を見ます。
それでもげっぷが出なければ赤ちゃんの体の右側が下になるように横向きに寝かせてください。
この時、バスタオルなどを円筒状にしたものを背中に当てて仰向けにならないように注意してください。
そうする事でげっぷで窒息する事を回避できます。
赤ちゃんによっては時間がたってからげっぷをする子もいるので、少したってからまたげっぷが出ないかチャレンジしてみてください。
まとめ
げっぷをさせたりお腹のマッサージをしないといけなかったり色々大変ですが、どれもこれも今だけの事です。
過ぎてしまえばあっという間の数か月の事です。
元気に育ってくれることを願いながら楽しく赤ちゃんの成長を手助けして見守りましょう。
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