暑い夏、虫たちの動きが活発になると同時に、赤ちゃんの虫刺されも気になる季節ですよね。
気温が高いと、体温調節が未熟な赤ちゃんの体温も上がりがち。
虫は体温の高い人、呼吸中に含まれる二酸化炭素、汗の臭いなどに寄りつくため、新陳代謝の活発な赤ちゃんは虫に刺されやすく、よく注意してあげる必要があります。
ここでは、虫に寄りつかせないための4つの方法と、刺されてしまった時の対処法をご紹介します。
記事の目次
虫に寄りつかせないための4つの工夫
汗をこまめに拭きとる
虫は汗の臭いに敏感に反応して寄ってきます。
特に暑い日はたくさん汗をかくので、こまめに拭きとってあげましょう。
汗をかいたら喉が渇くので、飲んだらまた汗をかきますが、それでもこまめに拭きとってあげましょう。
また、赤ちゃんだけでなく一緒に歩く大人も、汗はこまめに拭きとって、赤ちゃんの近くに虫が寄らないようにしてくださいね。
草木に囲まれた湿気の多い場所をできるだけ避ける
虫は草木の多い場所、また水たまりや川など湿気のある場所を好みます。
草木は触れた手足が擦れたりかぶれたりすることもありますので、赤ちゃんが少し大きくなるまでは可能な限り避けましょう。
露出を少なくする
暑い日は肌を露出しがちになりますが、その分虫に刺されやすくなってしまいます。
日射が強い日は、ベビーケープなどを活用すると日除けにもなるのでおすすめです。
虫よけスプレーを活用する
ベビー用の虫よけスプレーや虫よけパッチを活用しましょう。
スプレー状で、着る前の服やベビーカーのシートに吹きかけられるものや、ジェル状で肌にすーっとのばせるタイプのもの、服や帽子に貼り付けられるパッチなどがあるので、使い勝手の良いものを選らんで活用してみてください。
それでも虫に刺されてしまった時の対処法
万全の対策をしても、虫に刺されてしまうこともあります。
赤ちゃんが虫刺されは、きちんとケアをしないと、大きく腫れたり、水ぶくれになったり、しこりができてしまうこともあります。
かき壊してしまうと、そこから細菌が入って感染症になることもあります。
赤ちゃんの皮膚は大人と比べて弱いので、たかが虫刺されでも悪化しやすく、治るのに時間がかかってしまいます。
痒みを伴う場合は、赤ちゃんの機嫌も悪くなってしまって、外出先だと大変。
では虫に刺されてしまった時はどうすればよいのでしょうか。
すぐにできる対処法は次のとおり。
- すぐに患部を水で洗う
- 痒みを抑えるために冷やす
- 市販の虫刺され薬を使う
- 体温が上がらないよう気をつける
すぐに患部を水で洗う
虫に刺されたら、まずは患部を水で洗い流しましょう。
汗や汚れを洗い流し、患部を清潔に保つことで細菌感染の予防にもなります。
痒みを抑えるために冷やす
すぐに患部を冷やすことにより痒みを抑え、赤ちゃんが痒みでかきむしったり機嫌が悪くなるのを防ぐことができます。
濡れタオルや保冷剤などを使って冷やすのが効果的です。
コンビニでも売っている氷を使っても良いですよ。
保冷剤や氷を使う場合は、直接肌に触れないように、タオルなどにくるんで当ててください。
また、10分以上冷やし続けると逆効果になるので、できるだけ短い時間で冷やすようにしましょう。
市販の虫刺され薬を使う
蚊など、刺された虫と症状がはっきりしている時は、市販の薬を使って様子をみても良いでしょう。
ドラッグストアなどには、赤ちゃん用に作られた薬があり、持ち運びやすいよう小さいサイズのものも売られています。
1歳未満の赤ちゃんの場合は、薬を塗った部分を舐めたりして口に入ることも考えられるため、できるだけ「赤ちゃん用」の薬を選んであげたいものです。
普通の(大人用の)薬を使う場合は、対象年齢をチェックして、用法・用量を守って使用してください。
刺されたときにすぐに対処できるよう、赤ちゃんの年齢に合った製品を早めにチェックして、外出の際は持ち歩くようにすると、いざという時に慌てずにすみますよ。
体温が上がらないよう気をつける
体が温まると痒みは悪化してしまいます。
特に、暑い日は、体温調節がまだ上手にできない赤ちゃんは、体温が上がりがち。
痒みが強いようなら、シャワーのみでさっと洗ってあげましょう。
また、食事の後やお昼寝の後も体温が上がって痒くなりやすいです。
体温が上がりやすいポイントをおさえて、患部を冷やす、薬を塗りなおす、ひっかかないようガーゼで覆う、ひっかいても悪化しないよう爪を切って清潔に保つ、などに注意してみてください。
こんな時は病院で診てもらいましょう
虫に刺されたしまった後、こんな症状がみられたら要注意!
蚊に刺されただけでも受診できますので、症状をよくみて、必要な場合はすぐに病院で診てもらうようにしましょう。
- 大きく腫れている
- 痛みがひどい
- 刺された部分にしこりがある
- 発熱した
- 刺された箇所が目や口の近くで薬を塗りにくい
特に3の場合は、すぐに病院で診てもらいましょう。
新生児は体に抗体がないので、虫に刺されても痒みがないことが多いです。
発熱するなどの症状が出た場合は、蚊アレルギーである可能性もあるので要注意。
このとき、小児科か皮膚科か、どの科を受診すべきか悩む方も多いと思いますが、まずはかかりつけの小児科で診察を受けましょう。
小児科は子供の病気の総合病院です。
必要であれば、その後皮膚科等の診療科を紹介してもらえますよ。
跡が消えないのが気になる
赤ちゃんは、抗体を持っていないため、初めて虫に刺されたときは大げさに赤くなることが多いです。
これはアレルギー反応で、1日~2日ほどしてから腫れが出て、ゆっくりと治っていくという特徴があります。
その間、ひっかいてしまったりすると血がにじんでいたりジュクジュクしてしまったり、跡が気になりますよね。
まずは、ひっかかない工夫をすることが大事!
前述したように、冷やしたり薬を塗ったりして痒みを抑えるようにしましょう。
それでもひっかいちゃったときは、患部の保湿を強化してください。
跡は時間が経てば消えていきますので、自然治癒でも良いのですが、早く治したいときは、皮膚の代謝をアップさせてあげることがポイントです。
従来は、傷口は乾燥させて治す方法が主流でしたが、それは間違い!
回復力を高めるためには、乾燥は一番の天敵なので、入浴後に馬油やワセリンなどを塗って保湿してあげると治りが早いですよ。
赤ちゃんが嫌がらなければ、絆創膏をそのうえに貼ってあげるとなお良いでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
パパママも夏休みで、赤ちゃん連れで初めての遠出をする方も多いと思います。
避暑地に出向く際は、赤ちゃんの虫刺され予防&対処法グッズを常備しておくと、急なトラブル時もあわてることなく楽しく過ごすことができますよ。
コメントを残す