小さなからだの赤ちゃんが、ヒックヒックとしゃっくりをしている姿は、とても辛そうに見えてしまいますよね。
それも、止まったと思ったらまた繰り返し、一つ一つの間隔も小刻みだったりするので、見ていて大丈夫かな?と心配になるお母さんも多いと思います。
そこで、赤ちゃんがしゃっくりをする原因と止め方をまとめてみました!
記事の目次
しゃっくりを繰り返す原因
しゃっくりは、胸とお腹の間にある筋肉・横隔膜がいろいろな刺激を受けてケイレンし、震えることで起こります。
これは大人も同じメカニズムですね。
では何故、赤ちゃんは繰り返ししゃっくりをしてしまうのでしょう…
それは、赤ちゃんの横隔膜はまだ筋力が弱く、未発達な状態なので、ちょっとしたきっかけでも刺激となってケイレンをしてしまうから。
しゃっくりを起こすきっかけは、授乳後の食道や胃の運動が活発になった、ゲップが上手にできていなかった、オムツが濡れてしまった、体温が変化し暑いor寒くなった、汗をかいたなど、とても些細なことから起こる場合がほとんどです。
しゃっくりは、赤ちゃんのからだが少しずつ大きくなり、筋力がついてくると、自然と回数や頻度は少なくなっていきます。
また赤ちゃんのしゃっくりは、大人に比べてからだへの負担は少なく、思ったよりも辛くはないそうです。
しゃっくりが起こる時期は?
では、いつから赤ちゃんはしゃっくりをしだすのでしょうか?
実は、お腹の中にいる頃、胎児の頃からしゃっくりをしているんですよ!ちょっと驚きですね!
胎児のしゃっくりは、妊娠中期くらいから感じられるようになると言われており、胎動とはまた違う、ピクッ、ピクッとした動きを感じたママもきっといらっしゃるのではないでしょうか?
私の場合は妊娠7ヶ月位と、少し遅い頃から感じ始めたのですが、お腹の中から押されるような感覚とは違い、お腹の中が部分的に震えるような感じで、リズミカルに繰り返し動きを感じるうちに『しゃっくりしてるんだ!!』と分かりました。
胎児がお腹でするしゃっくりは、外の世界に出た時の呼吸の練習、トレーニングとも言われており、中には5分〜10分と、長い時間しゃっくりをし続ける場合もあるそうです。
まだ産まれてもいない、からだの小さな頃から頃から何度も繰り返し起こるしゃっくりですが、成長する為のトレーニングの一つだったと分かると、少し安心することが出来ますね。
しゃっくりの止め方
しゃっくりは反射的な運動なので、基本的には時間が経てば自然と止まってしまいます。
ですが、何度も繰り返したり、長い時間し続けていると、親としてはなるだけ早く止めてあげたい…と思うもの。
そこでいくつかしゃっくりを止める方法をご紹介します!
授乳や水分摂取をさせてみる
大人もしゃっくりが出た時、お水をぐいっと飲みますね。
赤ちゃんも同じで、何か飲み物を飲み込むと、その刺激でしゃっくりが止まることがあります。
しゃっくりしている間は、普段よりも水分が少し飲みづらくなるので量は少しずつ、赤ちゃんの様子を見ながら試してみてください。
また、母乳や白湯などあたたかい飲み物で試すと、より効果が高いようです。
ゲップは必ずさせる
授乳の際に一緒に空気を飲み込んでしまい、お腹が膨れてしまうことでしゃっくりが出やすくなってしまいます。
赤ちゃんに水分を飲ませた後は、必ずゲップをさせましょう。
背中をさする、軽くトントンする
ゲップをさせる要領で、背中をさすったり、優しくトントンしてみましょう。
背中への刺激がきっかけになって、しゃっくりが止まることがあります。
オムツを変える、洋服を着替える
体温調節がうまくできない赤ちゃんには、少しの温度差であっても刺激になり、しゃっくりの原因に繋がります。
様子を見ながら、適宜着替えさせてあげましょう。
また、産まれたての赤ちゃんの場合でも、寝ている間にお布団がはだけてしまう事があります。
赤ちゃんのいるお部屋のエアコンの温度はこまめに調整すること、おくるみやガーゼなどを使って体の冷えを予防するなど、冷え対策をしてあげてください。
どうしてもしゃっくりが止まらない時は?
いろいろ試してみても、しゃっくりが止まらないことだって時にはあります。
基本的に、しゃっくりは時間が経つと自然に止まってしまうものなので、赤ちゃんが笑顔でごきげんであれば、そのまま様子を見てみても問題はありません。
もしも赤ちゃんが辛そうにしていたり、ミルクを飲まなくなった、ミルクを戻してしまったなど、他の症状が出た場合は一度小児科へ相談してみましょう。
ちなみに、びっくりさせてしゃっくりを止めるという方法は、赤ちゃんの場合効果がほとんどと言っていいほどありません。
特に、首の据わっていない新生児〜月齢の浅い乳児には、驚かす際にからだが揺れてしまい、負担となることがありますので注意が必要です。
まずは落ち着いて、赤ちゃんの様子を見ながら判断をすることが大切です。
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