赤ちゃんは自分の手で物をつかめるようになると、今度はそれを口に入れるようになります。
物に興味を示すことは成長の過程でとても重要であり素晴らしいことですが、『誤飲』には十分気を付けなければなりません。
赤ちゃんの家庭での誤飲は増加傾向にあると言われています。特に3歳以下の誤飲事故は、全体の8割に及ぶというデータもあります。
どのようにすれば誤飲を防ぐことができるかを、今一度私たち大人がしっかり考えてみる必要がありそうです。
そこで今回は赤ちゃんが誤飲した症状や対処法について、私の経験から書いていこうと思います。
赤ちゃんが誤飲した時の危険性や症状は?
誤飲は大変危険です。誤飲したものがのどに詰まってしまうと窒息の恐れがあるからです。
気道が完全に塞がってしまうと5〜6分で命が危険な状態になってしまいます。一刻を争いますので、誤飲した場合の対処法や、誤飲専用の緊急の電話相談窓口などを事前に調べておくといいかもしれません。
私は発育相談の時に保健師さんにもしもの時のために指導を受けました。
誤飲した時は何かを飲ませようとしてしまいますが、誤飲したものとその後に飲ませたものによっては、体の中で化学反応を起こす可能性もあるので注意が必要という話には大変驚きました。
その時に私は『誤飲について知っている』ということは、危険を冒さないために必要だと感じました。
なにも知らないと時と知っているときでは全然赤ちゃんの誤飲に対する対応の仕方が違うので、本当にいざという時のためにはしっかりと両親も誤飲については勉強しておかなくてはいけないとつくづく思います。
赤ちゃんはどんなものを誤飲してしまうか
赤ちゃんの誤飲でよく言われるのは『たばこ』ですが、私の家には喫煙者がいませんでしたので、その心配はありませんでした。
しかし私の2人の子供も誤飲経験があります。赤ちゃんはどんなものでも口に入れてしまいます。
こんなものまで?と思うものを誤飲してしまうことがあるのです。私の娘は洋服のパーカーについていたジッパー(チャック)でした。
チャックがついている洋服はたくさん売っていますし、危険だとは夢にも思っていませんでしたが、娘は口元にあるジッパーに大変興味を持ったのでしょう。
脱がせようと思ったときに『あれ?』と、なくなっていることに気が付きました。どこかで落としたのだと思っていましたが、2〜3日後に娘のうんちの中にジッパーを見つけた時には本当に驚きました。
誤飲後も娘に大きな変化もなかったので全く気が付かず、発見後に念のため小児科を受診しましたが、異常はありませんでしたが、冷や汗をかいたのを今でも覚えています。
おもちなどの食べ物はもちろん、ペットボトルのキャップやティッシュ、ポリ袋、ケータイ等のストラップなど、事故報告を調べてみると本当にたくさんの物を赤ちゃんが誤飲していることに気づかされます。
おもちゃも誤飲をしていしまうので要注意です。私の息子はシールを誤飲したことがありました。
すぐに気が付いたため、何とか口を開けると吐くと同時にシールが出てきました。この時も、まさかシールを食べてしまうとは思っていませんでした。
いま床に落ちているものやテーブルの上にあるものは全て、誤飲の可能性があるものと言っても過言ではないかも知れません。
地道に危険を取り除いていくことが大切
赤ちゃんはお母さんのバッグが大好きではないですか?私の子供たちはずりばいが出来るようになったらすぐに、無造作に床に置いてある私の鞄の中身を取り出していました。
お母さんの鞄は小さなものがたくさん入っています。財布から落ちてしまった小銭が入っていることもありますし、上の子が食べたお菓子のゴミが入っていることもしょっちゅうです。
赤ちゃんが誤飲をしてしまうかもと、危険だと感じたので床に鞄を置かないことを徹底しました。
赤ちゃんの誤飲は大人の不注意から起こってしまう事故であるということを認識し、危険を取り除いていくことが大切です。
これくらいのものなら大丈夫だと思っていても、それが実際に『誤飲』につながって事故がおこるケースもたくさんあります。
まとめ
意外と思う方もいるかも知れませんが、赤ちゃんに『これは口に入れてはいけない』ということを教えるということも効果がありそうだと私は思っています。
小さいから理解が出来ないと考えがちですが、私は赤ちゃんや子供たちに誤飲の危険性があるたびに『危ないから口に入れないよ』と言っていました。
何度か繰り返していると、口に入れなくなったりもしていましたので試してみる価値はありそうです。
いつ赤ちゃんは誤飲をするのかわかりません。少しのミスが大きな事故につながってしまうことだってあります。
もしもの為に誤飲についてを知っておくことはとても大事です。今は本やインターネットなどで情報がすぐに入手できますので、誤飲について一読しておくことがいいのではないかと思います。
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