離乳食を始めるに当たって、便利で使いやすく保存や冷凍にも活躍できる食器や製氷皿が快適です。
普段、使っている・使ってきたタッパーや食器はなかなか適しません。
そこで、便利に使えて食事の準備もしやすい食器、用度を紹介したいと思います。
食器を揃える
赤ちゃんは、大人と違ってスプーン・フォークの握り方が違います。
その為、持ちやすく使いやすい物が大切になってきます。
コップに関しては、取手が付いている物がお勧めです。
取手は片方のみと、左右の両方に付いている物があります。
赤ちゃん~幼児期までを見ると、両方に取手があると使いやすそうな印象を受けます。
片方のみでも、慣れてくると取手がない方に手を添えて飲む事ができます。
お皿や茶わんに関しては、中央のくぼみが深めの方がスプーンですくいやすいという特徴があります。
また、こぼれにくく食べているうちに食材が少なくなってきた時でも、すくいやすいです。
しっかりとして安定感のある物、滑りにくい物が適しています。
中には吸盤が付いている物もあります。
上記は直接、赤ちゃんがほぼ毎日、使用する物でもあります。
この他に、離乳食を作る過程に使用される物がありますが、これは調理段階でお母さんが使う物なので省きます。
一例としては、裏ごし器・すりおろし器・しぼり器・すり鉢・すりこぎ等です。
お勧めの保存法
代表的な製氷皿をはじめ、シリコンカップ、密封容器、フリーザーバッグ等も活用します。1つ1つを見ていきます。
製氷皿
各家庭の製氷機、または冷凍庫に備えてある物です。
中には、製氷機で冷蔵庫が自動で氷を作ってくれる為、製氷皿がない家庭もあると思います。
この場合、ホームセンターや100円均一、赤ちゃん用品売り場でも販売されているので、手軽に購入できます。
製氷皿の最大の利点は、熱い物を入れても容器が変形しない事、厚めの容器で作られているので、匂いが移りにくい事です。
まだ調理過程である食材(みじん切りや乱切り状態の物)や、スープ・だし汁、茹でた食材、お粥・軟飯等も入れられます。
また、凍ったらフリーザーバッグに移し入れると、製氷皿が空いてまた使える状態になって便利です。
おかずカップ
シリコン製や、プラスチックタイプで電子レンジ加熱が可能なカップを準備します。
このおかずカップでは、1回分を用意して必要時に加熱して食べる事ができます。
1回分、または1食分を入れるので、加熱後はそのままお皿に乗せても構いませんし、お皿に移しても構いません。
赤ちゃんによっては、カップの色を見て同じ食べ物でも食欲が増したり、食わず嫌いの食材でも食べてくれたりする事もあるので、赤ちゃんの機嫌や食事の進み方等を見て、あえてカップごと食卓に出すのもお勧めです。
カップなので、汁物類を入れるのは適しない・こぼれやすいという特徴があります。
密封パック
蓋が付いていて、密封する事が可能な物です。
透明・やや白がかかった半透明状態の物が多く、一目で何が入っているのかが分かります。
蓋が付いて密封されているので、食材を入れた後、サランラップをする手間がありません。
また、重ねて保存できる事や、ほぼ全ての食材が入れられるのでとても便利です。
大きさも各種あり、赤ちゃんの月齢や献立内容・調理具によって使い分けたりする事も可能です。
中には、黄色や黄緑、青色等、色が付いているパックもあります。
フリーザーバッグ
大きさがいくつかあり、用度によって小さい袋・大きい袋と使い分けができます。
厚手で丈夫、ファスナー付き、袋表面には明記できる欄がある為、いつ・何を入れたかが記入できます。
大半が使い捨てになっているので、衛生的で安全性が高まっているのが最大の特徴です。
また、冷凍して食材が凍って固まったら、立てて保存もできる為、冷凍庫の場所を取らない・かさばらないという利点もあります。
サランラップ
食材を切ったのを入れたり、軟飯を入れたりして包み保存します。
包み方には、巾着包みや板状にして包むのが代表的です。
上記のフリーザーバッグよりは破けやすい・匂いが移る事もあるという弱点がありますが、手軽に使える物でもあります。
水分を多く含んだ食材は、水漏れする可能性が高い為、あまりお勧めできません。
また、加熱対応のサランラップを使用する事に注意が必要です。
中には加熱中にラップが破れたり、穴が開いたりする物もあるので、ラップに記載されている注意事項を読んでから選ぶ事が必要になってきます。
冷凍した後の注意点
基本的ですが、食材を上記の物に入れて冷凍保存した場合、自然解凍は雑菌繁殖するので絶対にしない事です。
解凍中に水分が生じて、その水分から雑菌が繁殖しやすい菌の好む環境になってしまいます。
冷凍庫から出したら、そのまま電子レンジで加熱して食事にするという流れを取ります。
食べる直前に、冷凍庫から出して加熱となります。
また、冷凍して1週間~長くても10日間以内に、加熱して赤ちゃんに与えるのが推奨されています。
これは、冷蔵庫・冷凍庫保存の双方に言える事ですが、食材を冷やす・凍らすからと安心ではありません。
食材には賞味・消費期限がある事や、まだ月齢の小さい赤ちゃんで身体機能が未熟・未発達の点も考慮すると、早めの消費が身体に優しいです。
個人的には密封パックがおすすめ
個人的には、密封パックを準備してメインとし使っていました。
半透明で何が入っているか分かりやすい点と、重ねて保存できる点が便利で活用していました。
使っていたのは、1つ1つの単包サイズと、製氷皿のように1つの容器で6~8つに仕切られている物の2種類を使っていました。
使いたい分だけを簡単の取り出せる容器で、まとめて作って容器に入れて、冷凍してという作業をしていました。
使う時は、蓋を取って欲しい分だけをお皿に移して、加熱して与えていました。単包タイプのは、そのまま加熱ができてとても便利でした。
食わず嫌いが出てきた時、味を変えたりシリコンタイプのカップに変えたりして様子を見ました。
気分や空腹・満腹、単に嫌いだったのかは分かりませんが、シリコンタイプのカップをあえて食卓に出した時、食べなかった物だったのに全部食べてくれたのを覚えています。
月齢が増していくと、そのシリコンタイプのカップを手に取って、自分で手づかみで食べていました。
味付け以外にも食器等の目に見える変化も、時に必要と学んだ瞬間で勉強になりました。
コップの種類
また、コップはシンプルな物と、アンパンマンのコップ、ミッフィーちゃんのコップ、無地のコップと4種類、使ってきました。
外出時はこぼれにくい物重視にして、飲み物内容や気分によって、うがい用にはこのコップ等と分けてきましたし、今もそれを継続しています。
食器・スプーンに関しては、気に入っている物のせいかずっと同じミキハウスを使っています。
特にスプーン・フォークは柄が消えてしまっても気に入っています。
茶わんは新たに追加購入していますが、月齢や好みに応じて変える事も大切で必要と感じています。
エプロンやスタイもお母さん・家族が便利でも、赤ちゃん字体は好みではない物もあります。
様子や季節によって、好みや便利だけを重視せずに選ぶのも必要です。
私達の場合、汚れるだけではなく、こぼして濡れるのを何とかしてあげたいと、ナイロンのエプロン使った事があります。
夏場はナイロンが当たって暑くなるようで、嫌がって自ら外しました。
綿のスタイは、気に入って外しませんでしたが、濡れると不愉快からか自らボタンを取って外しました。
そして、また新しい綿のスタイを再度、着けるといった形をとっていました。
今現在でもこの綿のスタイは気に入っているのと、衛生面、デリケート肌でもある為に使っています。
まとめ
友達は、密封パックとフリーザーバッグをメインに使っていたようでした。
また、だし汁はほぼ毎日、使うからと熱湯消毒したペットボトルに入れて、更に密封パックにも入れて保存していました。
離乳食は汁物、食材を刻んだ物・茹でた物等、沢山の段取りがあって大変です。
また、裏ごしや擂る・湯通しする等、時間と手間も要します。疲労とストレスにもなってきます。
この為、ある程度、作って準備しておき冷凍する事で、離乳食作りに過剰な手間が省ける事、省けた時間でより、愛着形成を育む育児時間に当てはめて充実した時間にできたらと思います。
また、お母さんの疲労・寝不足・ストレスの解消や軽減にも繋がってほしいと思っています。
そして、食べられる喜びを母子同時に味わい、美味しく一緒に食べられる時間となってほしいとも思っています。
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