赤ちゃんと犬って一緒にいて大丈夫?同居のメリット・デメリット

犬を飼っているお家で赤ちゃんが生まれたら、また、赤ちゃんがいるけれどもこれから犬を飼いたいとき、

一緒にいると噛まない?

ひっかかかない?

アレルギーは?病気の心配は??

また衛生的に心配という方もいると思います。

でも、赤ちゃんと犬とのふれあいはとっても良いことがたくさん。

そこでこの記事では、赤ちゃんとワンちゃんこと犬と同居する際のメリットとデメリットについて紹介していきます。

犬とのふれあいは赤ちゃんの健康に良い

フィンランドの研究者が行った調査では、赤ちゃんが犬と触れあうことは、健康にとても良い影響が出るとの報告がありました。

具体的には、犬を飼っている家の子は、飼っていない家の子に比べて、生後12ヶ月の間に、風邪や耳の感染症にかかった数が少なかったというもの。

これは、犬が持っている重症化しない程度の弱い細菌に触れ、生後間もないうちから抗体が作られているからだと考えられています。

特に、生後半年までは、赤ちゃんにはママの胎盤からもらった免疫がしっかり作用するといわれています。

生後半年以降は、赤ちゃんはだんだんと自分で免疫を作れるようになります。

哺乳瓶の消毒も4か月以降はご両親の判断でやめてもOKといわれていますし、犬とのふれあいで気になる「衛生面」は、そこまで神経質にならなくても大丈夫。

赤ちゃんの安全を確保してあげれば、アレルギーがない場合を除いて、生後すぐから犬と同居しても問題はありません

心の発達にもとっても良い

また、犬と触れあうことは赤ちゃんの心の発達にも良い影響を与えます。

おもちゃとは違う、ぬくもりのある生きものと接することで、

  • 命の尊さ
  • 思いやり
  • 嬉しい・悲しいなどの感情

などが自然と身につき、子どもの感情や情緒を豊かにしてくれる、情操教育にもなります

一般に、犬のほうが人よりも寿命が短いこともあり、赤ちゃんは成長過程で命の終わりを目の当たりにすることも。

そのような体験は、生き物を大切にする気持ちを養い、優しい気持ちを醸成するでしょう。

また、犬は赤ちゃんに優しく、母性本能が強い動物で、時には赤ちゃんを守るような行動をとります。

大きな音や物が壊れる音がしたら、すぐに赤ちゃんのもとへ向かって守るしぐさをする犬もいるほど。

そんな犬と、犬の姿を見て育つ赤ちゃんが、成長とともにお互いに良い関係を築けるようになるのは言うまでもありません。

このように、犬との共同生活は良いことがたくさんですが、一方で気をつけたほうがいいこともあります。

アレルギーや病気は不安要素の一番だと思いますので、ご紹介しましょう。

犬との共同生活で気をつけたいこと

赤ちゃんと犬との共同生活で気をつけたいことは、大きくわけて以下の4つ。

  • アレルギー
  • 感染症
  • 部屋の衛生面
  • 犬のメンタルケア

では1つ1つみてみましょう。

アレルギーには要注意

犬をはじめ、ペットのアレルギーはアレルゲンと呼び、ペットの毛が原因であることが多いです。

アレルギーの症状は、咳・くしゃみ・ゼロゼロする呼吸・目の充血・発疹です。

アレルギーとは、体に入ったものを異物だとみなして過剰に防衛してしまうために起こる反応です。

異物を体外に出すために、免疫機能が働き、くしゃみや咳や鼻水などの症状として現れるのです。

一度症状が出てしまうと、次に同じアレルゲンが体の中に入ったときにも反応が出てしまい、ひどいと喘息などを発症してしまうこともあります

アレルギーには特効薬はありません。

対処法は、犬と触れないようにするしかありませんので注意が必要です。

特に、アレルギーは遺伝する可能性が高いといわれています

遺伝する確率は、両親のどちらか一方がアレルギーだと約30%、両親ともにアレルギーだと約50%といわれています。

小さい赤ちゃんがいて、これから犬を飼おうか悩んでいる方は、少しばかり注意が必要ですね。

予防できる感染症はワクチン接種が必須

犬はたくさんのウイルスや細菌を持っています。

犬から人にうつる感染症は注意が必要です。

犬からうつる可能性のある感染症は以下のとおり。

感染件数は少ないですが、

  • 回虫症
  • エキノコックス症
  • 疥癬
  • 狂犬病
  • 皮膚糸状菌症
  • レプトスピラ症
  • パスツレラ症
  • サルモネラ症
  • オウム病

などなど・・・

このうち、事前の予防接種で100%回避可能な感染症は、狂犬病とレプトスピラ症。

発症例は少ないですが、必ずワクチンを接種するようにしましょう。

予防接種以外で感染症を予防する方法は

ワクチン接種で予防できない感染症については、日ごろから以下のことに気をつけましょう。

感染経路を断絶することができさえすれば、確実に感染は防ぐことができます。

  1. 過剰なふれあいは控える

  2. 動物に触ったら必ず手を洗う

  3. 砂場や公園で遊んだ後は、必ず手を洗う

  4. 動物の身の回りは清潔に

  5. 動物の健康管理をしっかりする

  6. 野生動物の家庭での飼育はさける

日本の気候では、動物から人へうつる感染症は流行りにくくはありますが、ご紹介した感染症は実際に例があったものです。

かかってからでは手遅れなので、事前に知識を身に着け、正しく予防しましょう。

部屋の中の衛生面で気をつけたいことは

アレルゲンを排除するため、また犬からの感染を防ぐためには、部屋の中を清潔に保つことが大事です。

犬の毛が生え変わる時期は、特に、ちょっと面倒でも、掃除機かけは必ず毎日行いましょう。

また、犬に限らずペットとの同居には空気清浄機は必需品です。

冬の時期は空気が乾燥して菌が繁殖しやすくなるため、湿度管理もできる空気清浄機がおすすめ。

そして基本ですが、月齢の低い赤ちゃんは、布団ではなくベビーベッドに寝かせましょう。

寝室を別にするのもいいでしょう。

次に、犬とのふれあいで気をつけることは、触れたあとは必ず手洗いを行うこと。

また、犬のウンチ・おしっこはすぐに処理して、清潔に保つようにしましょう。

ポイントは、赤ちゃんの手の届く(口に入る可能性がある)ところに、犬の唾液・ウンチ・おしっこが絶対にないようにすること

当然ながら、食器は共有しないように!

犬のケアとしては、普段から体調管理をしっかりしてあげること。

また、赤ちゃんをひっかいてしまわないよう爪のお手入れはこまめにしましょう。

毛についた汚れを取り除くためにはブラッシングが効果的です。

最後に、一番ありがちなことが、犬が赤ちゃんの手や口をなめてしまうこと。

ごはんやミルクを食べた後などは特に口をペロペロしてしまうことが多いですが、この習慣はできれば避けてあげたいです。

なめてしまった後は、赤ちゃんの手や顔をきれいに拭いてあげましょう。

犬のメンタルケアを忘れずに

ここまで、部屋の環境や赤ちゃんのケアについてご紹介しましたが、新しく赤ちゃんが一緒に暮らすことになるときは、犬もしっかりケアしてあげましょう。

しょうがないことですが、赤ちゃんが生まれると、ママ・パパの関心や愛情は急に赤ちゃんに移ってしまいがちです。

そうなると犬は寂しくなり、ストレスを抱えてしまい、脱毛などの症状として現れることがあります。

パパ・ママが自分を無視して赤ちゃんを可愛がっていたりすると、ヤキモチを焼いて、吠えたり噛みついたりすることもあります。

そうならないよう、赤ちゃんがいても、これまでと変わらず愛情を持って世話してあげることが大切です

まとめ

いかがでしたでしょうか。

犬と赤ちゃんとの共同生活のメリットや、アレルギー・感染症などで気をつけたいこと、犬へのケアについてご理解いただけましたでしょうか。

基本、犬は赤ちゃんにとっても優しい動物です。

アレルギーの場合を除いて、赤ちゃんが犬と一緒にいることはメリットがたくさんあるといえます。

日本は海外と違い、住居も靴を脱いで上がる文化があったりと、いろんな面において「清潔さ」では際立っていて、少しばかり「清潔」に対して過剰ではあると個人的には思います。

でも、赤ちゃんが健康に成長するために良いこと・良くないことは、それぞれの家庭で判断ができることが大事!

正しい知識を知って、犬と赤ちゃんとのふれあいを楽しんでいただければと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です