赤ちゃんのデング熱の症状と原因は?3つ対処法と10個の予防法

デング熱とは、スペイン語の“ダンディー”が“デング”の語源です。

腰痛が出た時、腰に手をやる仕草が、ダンディーな人の様子に似ているところから、この名前がついたと言われています。

海外・日本でも、感染症の1つとして捉えられています。蚊に刺されて発症し、人から人へは感染しない疾患です。

近年、我が国でも注目を浴び、その影響と予防から虫刺され予防スプレー類が品切れになったり、虫よけパーカー等の衣類が普及・着用されていたり、予防に工夫されている今日です。

そこでココでは赤ちゃんのデング熱の症状と原因、3つ対処法と10個の予防法について紹介していきます。

デング熱の原因

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デング熱になってしまう原因は“デングウイルス”による感染症で、媒介が蚊です。

デング熱に感染した人の血を吸った蚊が、また他の人の血を吸う事で、感染が拡大していきます。赤ちゃん以外にも大人でも刺され、発症しています。

刺されて、デング熱を発症となった本人(大人の場合)から見れば、

「今まで通り、蚊に刺されただけなのに…」

といった感覚です。また、蚊に刺された実感もなく、発症する方もいます。

デング熱を媒介する代表的な蚊は、日本では“ヒトスジシマカ”が多く、海外では“ネッタイシマカ”です。

デング熱の症状

デング熱を媒介する蚊に刺されても、全ての赤ちゃんが発症するものではありません。

罹患した時の主な症状を挙げていきます。

下記の症状の共通点は、デングウイルスが体内で増殖する時に伴う随伴症状となります。

①高熱

②頭痛

③関節の痛み

④目の奥の痛み

⑤倦怠感

⑥出血性デング熱

デング熱の症状の中で最も多くの方に見られ、主症状となります。39℃以上の高温が4~5日、続きます。

高温の発熱後、2~3日で解熱していき治癒していきます。

発熱が持続し、高温が主症状ですが、随伴症状として②③④⑤を伴う場合もあります。

自然に軽快・治癒するので、デング熱・ウイルスによる治療はありません。また、⑥に関しては厳重な注意が必要な為、下記にまとめます。

出血性デング熱

デング熱に感染・発症し、上記の主症状を経過します。

経過中に

・鼻血

・歯茎の出血

・便に血が混じる

・腹痛

・内出血

・立ちくらみ

・生理の出血が止まらない

等の症状(赤ちゃんなので、生理の血が止まらないは当てはまりません。これは成人女性が対称です)が出現したら、それは“出血性デング熱“の可能性が高いです。その為、再度、医療機関を受診して下さい。

夜間や時間外の場合でも、先ずは電話をして症状を伝え、指示があればそれを実行し、翌日は早急に小児科を受診する事をお勧めします。電話の際に、受診が可能であれば、病院へ向かわれて下さい。

出血性デング熱は、血小板減少白血球減少があり、出血傾向により死亡例が報告されています。

血小板は血を止める働きがあり、白血球は病原と闘う働きがあり、双方の生理学的な働きによって、全身に血液が循環する事が実現しています。

逆に言うと、双方が減少したままだと、血が止まらない、少しぶつけた・触っただけで青あざになる、病魔に侵されたままといった事態になってしまいます。これは、とても恐ろしい事態で、生命を脅かすものです。

デング熱の対処法(ケア)

では次にデング熱の対処法(ケア)を3つ紹介していきます。

・クーリング

安静

・遊びの工夫

先程の症状別に合わせてデング熱の対処を行なってみてください。

クーリング

高温に関しては、頭部や腋下、鼡径部を冷やす事で、今以上の体温上昇を抑え、高温と随伴症状の頭痛を軽減する効能を発揮します。

寒気があり、震えていたり、唇が青っぽくなっていたりする場合は、冷やさないで様子をみます。

冷たい物を嫌がる赤ちゃんでも、高温の為、何とか少しの時間でも実施していただきたいケアです。その為、嫌がる場合はお母さんの少しの工夫が必要となってきます。

具体的には、使用するアイスノンは柔らかく固まらない物は基本です。

アイスノンを包むタオルを好きなキャラクター・絵のあるタオルで包んだり、タオルの隅に小さなぬいぐるみ・マスコットを付けたりするのも効果があります。

使用時は、

「○○(そのキャラクター・ぬいぐるみの名前)は、この冷たいのを使って早く治ってほしいって言っているよ」

「○○が熱、下がってねって応援しているよ」

等と、アイスノンを使う事で良い方へ向かうというメッセージを使います。

また、ぬいぐるみ等以外にも、同時に枕元に好きな絵本・おもちゃを置いたり、安らぐようなオルゴール曲、童謡を流したりするのもリラックス効果があります。

赤ちゃんによっては、静かな音楽よりもリズム感がある音楽を好む赤ちゃんもいます。

これは、胎児の時に聞いていたお母さんの心拍音が太鼓のように聞こえ、それを常時、聞いていて落ち着く・好みといった背景からです。

この場合は、お母さんが持っているCDで騒音と感じないポップスやバンドの歌が適しています。

気に入った様子であれば、一緒に歌うと赤ちゃんも気にいる度が増し、発熱中でも一時的な気分転換へ繋がります。もし、泣いてしまうようなら、聞いていた音楽に戻します。

安静

安静により、先ほどの症状の①~⑤までが軽快・治癒していきます。

高温により体力消耗しているので、安静臥床を優先にし、体内細胞の活性化・疲労減少を促します。これによって、軽快・治癒が早くなる事が期待できます。眠れなくても、横になって休む事が大切です。

安静の為に赤ちゃんが横たわる事に泣いたり飽きた、身体をひねって体勢を整えようとしたり、様子が変わり出したら抱っこやおんぶすると体勢が異なり楽になります。

同時に気持ちの面でも側にいて安心して、満足感もあり十分な休息・睡眠に繋がっていきます。

月齢によっては、立つ・座る・歩く事が可能な赤ちゃんの場合は、ベッド・布団よりも椅子やソファーに楽な姿勢で座って休む“休息”も大切でお勧めです。

どちらにしても赤ちゃんの発熱の状態、好み、求めるもので個人差があるので、ケアをした時の反応を見てお母さんが判断され、赤ちゃんに合ったものを提供されて下さい。

遊びの工夫

高熱中は活発に遊ぶ事が難しく、好んで遊べない状況です。

しかし、赤ちゃんは遊びを介して・触れ合う事で成長し、細かな手指の動き思考力想像力言葉を獲得していきます。

この為、起きている時や、安静や休息に飽きた・疲れた時には、赤ちゃんの様子を観察しながら遊びを提供します。

室内を暖かく保ち、1枚多めに上着やガウンを着せます。また、十分な換気後に適度な湿度を保ち環境も整え調整します。

お母さんがあぐらをかいた状態で、その上に座らせて本を読み聞かせたり、DVDやTVを見たりするのも喜びます。

ごっご遊び

可能であれば、動きを最小限とした“ごっご遊び”も楽しく、病気という現状から気が紛れます。

ごっご遊びの場合は、使用しているぬいぐるみ・おもちゃで、赤ちゃんの状態をいたわりつつも励ます言葉がとても有効で、頑張る励みになります。

ぬいぐるみ

また、臥床中にお母さんが訪室する(家事をやっている最中に、赤ちゃんの様子を見に行く等)時に、ぬいぐるみを使って訪室されてみて下さい。

ドアの隙間からぬいぐるみが顔を出して、声をかけます。

「トントントン、○○ちゃん、いますか?あっ、いたー」

等、赤ちゃんを見つけたような演出から始まり、話しかけていきます。お母さんが赤ちゃんの好きなぬいぐるみになりきって演出する形です。

お母さんが思っている事や、これからご飯、オムツ交換等の日常生活に関するものでも、何でも構いません。

赤ちゃんから見たら、“寝てお母さんを待っていたら、好きなあのぬいぐるみが遊びに来た”という印象を抱きます。

この事で、この後、寝ていても“もしかしたら、またぬいぐるみが来てくれるかも”、“次は誰が来てくれるのかな”と楽しみや期待、想像力が育まれていきます。

デング熱の予防

予防ワクチンや薬がない為、蚊に刺されない事が一番になります。蚊にさされにくい衣服・環境にする事が大切で必要となってきます。

具体的には

①赤ちゃんに長袖、長ズボン、靴下、帽子、靴を着用する。

②親子共に虫よけスプレーを衣類に散布する。

③同伴する大人が蚊取り線香を焚き・蚊取り線香専用の携帯ホルダーを付けて虫よけする。

④外出中でも部屋のアースマットを焚いておく(特に赤ちゃんが使用する部屋は必ず)。

⑤帰宅時や玄関を開けておく時、蚊取り線香を玄関に置く。

⑥窓を開けておく時、蚊取り線香やアースマットを継続的に使用する

⑦車内に乗車時・後、虫よけスプレーを車内に散布する。

⑧就寝する部屋は常時、アースマットを焚いておく。また、広い室内であれば隣の部屋も常時、焚いておくと効果的。

⑨就寝前は虫よけスプレーを各部屋に散布し、効果を高める。

⑩カーテンに隠れている蚊がいるので、カーテンに虫よけスプレーを散布する。

デング熱の予防としてこの10個をとりあえずデング熱になる前に試してみてください。

蚊の対策

虫よけに有効なアロマオイルもありますが、赤ちゃんにとって匂いが刺激になる事と、ろうそくを使う危険性がある事から、虫よけスプレーアースマットを焚いて安全を優先にした方が健全です。

電気コードが不要な蚊取り線香は、便利性と効能が優れていますが、赤ちゃんが踏んで火傷しないようにくれぐれも気を付けて下さい。

アースマットも効果が高いですが、匂いや殺虫効果、虫が嫌がるのは蚊取り線香の方が強い傾向があります。

単独の使用より、併用が効き目がり有効です。また、蚊はカーテンに逃げ隠れると、たとえ上記を併用使用中でも、翌日まで弱る事もなく平気で生きています。

この為、就寝前やチェック時にカーテンへも散布し、赤ちゃんを守り抜く必要があります。

蚊と言っても軽度の痒みや発赤で終わらず、デング熱に感染という怖い・注意が必要な時代になってきました。また、異常気象から蚊の繁殖が増加したり、生息が長期化したりして日々の予防が不可欠でもあります。

住まれている場所・環境によっても多く異なりますが、個人的には12月に入っても晴れた日中、蚊を見ています。現に今でもアースマットを焚いていますし、車内に虫よけスプレーを散布したりして予防しています。

カーテンに隠れ込んでいた蚊に刺されたり、もうさすがに蚊がいないだろうとアースマットのスイッチを切った瞬間、刺されたりした経験があります。

この事から、カーテンに散布する、1つだけアースマットを常時、焚いておく必要があると考えさせられました。

蚊以外にも異常気象から花が咲いたり、野菜不足から値上がりしたり等、様々な現象が起きています。

また、子どもの

原因不明な発熱後に手足の麻痺

が起きているのが問題となっており、小児科学会や自治体では発熱・咳を罹患した子どもを対象に、実態調査に乗り出しているのが現状です。

まとめ

直接、デング熱とは関連があるかは不明ですが、“発熱“というキーワードは十分に当てはまっているので、油断できない疾患と考えています。

赤ちゃんを守れるのはお母さん・家族であり、ちょっとした手間が大事に至らず済んだというケースも多くあります。

忙しい育児・家事ですが、少しの知識と実行が赤ちゃんの安全で健やかに育つ環境作りに繋がっている事を忘れないで励んでいただきたいと思います。

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