自閉症は母親の育て方が悪いからなってしまう病気でも、心の病気でもありません。自閉症は先天性の障害、生まれつきの脳機能障害の場合がほとんどです。
何をしてあげればよかったのか、何をしたのが間違いだったのかなどと、自分を責めてしまうお母さんも多いようですが、まずは自閉症という病気をよく知ることが大切です。
自閉症の赤ちゃんの特徴はどういったものがあるのでしょうか。一言に自閉症と言っても症状は一様ではありません。コミュニケーションを取るのが苦手だったり、多動だったりと本当に様々です。
今回はそんな赤ちゃんと自閉症を私の経験を元に書いていこうと思います。
これって自閉症かな?と思った出来事
私は長女が産まれてから、大変心配性な母親でした。ちょっと周りの赤ちゃんと違うだけで市の保健師さんに何でも相談に行きました。
娘は自閉症なのでは?と疑ったこともありました。その大きな理由は娘はどこへ連れて行っても人見知りが激しく、同じ月齢の赤ちゃんとも交わることが苦手だったからです。
多動などの症状はありませんでしたが、育児書やインターネットを開き調べたいく中で徐々に私は娘を自閉症を疑うようになってしまいました。
そんな時、一度専門家の先生に相談しようと思い、発達障害専門の先生に相談したところ、3歳前後での診断を待ったほうがいいということでした。そこで3歳になるまで様子を見ることにしました。
保健師さんとの面接を何度か行ったりしながら友達との関わり方を観察し、結果的に娘は極度の恥ずかしがりやだということが分かりました。
今ではもうすぐ5歳になりますが、幼稚園生活も順調でお友達もたくさん出来て、あの頃の娘はどこに?という感じで今では自閉症かなと疑うこともなくなりました。
この娘の経験から赤ちゃんが自閉症であってもなくても、それぞれの赤ちゃんにあう育児の方法があります。そのためには、何か気になることがあったらすぐに専門の機関に相談してアドバイスをもらうことも大切です。1人で悩んでいても解決はできません。
自閉症を疑う前に赤ちゃんにいま何が必要かを考える
自閉症かどうかはとても気になる事ではありますが、赤ちゃんのためにいま何ができるのか、どうしてあげるのが一番いいのかを考えてあげることが最も必要です。そのために気になることがあれば決して一人で悩まずに相談するべきです。
もし『赤ちゃんは自閉症です』と決定的な診断を下されたらどうしようと私も考えました。また中々お友達とうまく関われない娘について毎日とても悩んでいましたし、1人で泣いたこともよくありました。その頃は精神的にも凄く悩んでいた時期でもありました。
そんなときに『相談した方がいいんじゃない?』という主人からの言葉がありました。本当に助かりました。そしてその時の主人の言葉がきっかけで専門家の先生に一度見てもらう決心がつきました。
先生からは
「赤ちゃんも頑張ったことを褒めてもらえるのは嬉しいことなので、まずは小さな目標を決めてそれが出来たらたくさん褒める…それが育児の基本ですよ」
とお話をいただきました。
赤ちゃんがもし自閉症だったらと心配するだけではなく、今どうしてなにをしてあげるべきかを考えることも必要なのだそうです。
赤ちゃんも求めているものがあるという話を聞いて、なるほど!と思ったことを覚えています。
アドバイスをもらうことはとても大切なことです
実際に先生もおっしゃっていましたが、自閉症の診断というものはとても難しいそうです。実際に自閉症と診断された赤ちゃんが実はそうではなかった、という例を耳にしたことがある方もいると思います。
自閉症の疑いがあると療育指導などが受けられます。療育とは社会的に自立することを目的として行われる医療と保育のことですが、その療育指導を受けることによって自閉症の症状を緩和させることができるということです。
自閉症には特徴的な行動があります。その行動や症状を緩和させ、負担を軽減できるということは赤ちゃん自身にも家族にも大変意味のあることです。
まとめ
「この子は自閉症かも知れない」と不安でならない気持ちは私も抱えたことがありますが、むやみに心配するなら専門家にアドバイスをもらうことが、お母さんのためでも赤ちゃんのためにもなります。
相談したらきっと自閉症だと言われそうで怖いという気持ちは痛いほどわかります。しかしそれがもし早期に見つかって指導を受ければ早い段階で症状を和らげることができるかもしれません。
それに相談しないで精神的に潰れてしまいそうならやはり相談したほうがいいです。一番は一人で悩むことがいけません。自閉症の判断は特に専門家でも難しいと言われているので、友達や親戚などの知り合いに相談しても結果がわかるわけでもありません。
それにまだ自閉症だとわかっていない段階で、友達や親戚に話しをするというに抵抗があるという人もいるでしょう。なのでやはり思う節があるような一度専門家の先生に相談することをオススメします。
わたしもあれ以来心がすっきりしました。是非一人で悩まないでくださいね。
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