赤ちゃんも怖い急性気管支炎の症状と原因はストレス?

“急性”とは発症が1週間、長くて3週間の期間であり、早めの対処により症状軽減や完治が可能な状態です。これは赤ちゃんだけではなく大人でも起こる病気です。

また、慢性疾患へ移行する場合もある為、十分に配慮する必要がある時期でもあります。

原因や看病のポイントを捉える事によって、症状・苦痛の軽減、悪化・再発の防止に役立て母子(親子)間のくつろぎや安心時間を増やしていきたいものです。

急性気管支炎とは

ウイルス感染によって、気管・気管支粘膜に炎症が起こり発症します。炎症の為、痰が溜まり咳も発症してきます。

代表的で罹患が多いRS以外にアデノ・インフルエンザ・ライノ・コロナ・肺炎マイコプラズマウイルスが存在します。

予防接種が可能なインフルエンザでは、感染の防止と、感染時の重症化の防止が得られますが、絶対に感染しないという事ではないので日常生活の中で予防する事が求められます。

空気・飛沫感染するウイルスなので、

  • 病院や市町村の保健・健康管理課等による健診や集い
  • 外出時
  • 赤ちゃん・乳幼児の触れ合いが多い場所(公園、児童館、子育てに関する施設等)

これ等に行く時は、抱っこして赤ちゃんの顔周辺に直接、咳をしている人や潜伏者の飛沫感染から守るように注意します。

冷気や寒さ、紫外線からも守れるように、ブランケットやストール、タオル等を使用して赤ちゃんを覆うと多方面で効果的です。

赤ちゃんはマスク着用が困難な為、こうして覆ってあげると安心です。

また、家族の感染や予防接種実施の有無にも配慮して、赤ちゃんを守る工夫と安全を取り入れる必要があります。

急性気管支炎の対応のコツは縦抱き

内服としては痰を出すもの(去痰薬)と、気管支を広げる薬(気管支拡張剤)を使用される場合が多く、咳を抑える薬(鎮咳薬)は不使用が基本的です。

この為、咳による体力消耗や胸痛が増す状態となりやすいので、赤ちゃんを横に抱っこするのではなく、縦に抱っこする“縦抱き“にすると呼吸しやすく、咳・痰が出やすいといったメリットがあります。

抱っこされる事で安心感と呼吸の安定もあり、呼吸苦・呼吸困難の軽減、症状に対する不安な気持ちの軽減に努められます。

また、安心感から症状が落ち着いている間は、睡眠が可能になる事も多いです。

まだ首が座っていない赤ちゃんの場合は、しっかりと首を包み込むようにして縦抱き(この場合、生後3か月くらいで、もう少しで首が完全に座りそうな赤ちゃんが対象です)をお勧めします。

生後3か月未満の場合は基本の横抱きにしますが、座ってあぐらをかいた状態か、立って横抱きにします。

呼吸・咳・排痰を促す為に、赤ちゃんの頭部をやや高くして安楽を増進・促す事をお勧めします。

この場合は、赤ちゃんの頭がのる自分の腕にタオルや枕を敷くと、少し段差がつき頭部が高くなり効果発揮します。

急性気管支炎の痰、咳以外の症状

他に、他覚症状として

  1. 発熱
  2. 呼吸苦・呼吸困難
  3. 顔色不良
  4. チアノーゼ
  5. 泣く
  6. 不機嫌
  7. 発汗
  8. 不眠
  9. 元気がない

等があります。

赤ちゃんから見て感じる自覚症状として(赤ちゃんなので訴えはないです)咳による胸痛・腹痛、各症状による疲労や眠いといった症状があります。

気管支に関する症状以外に、多くの症状が伴い疲労・苦痛が増加しています。

また、苦痛表情や喘鳴、多呼吸、哺乳量(母乳や粉ミルク)の低下も加わり、その1つ1つを速やか且つ適切に対処する事が大切になってきます。

入院治療が必要となり病院にいる場合は、対症療法に加えその赤ちゃんの状態によって点滴や酸素吸入、吸引、内服、清拭等の医療ケアを受けます。

いずれにしても症状軽減、回復していき完治する流れです。

その時・状態による必要なケアを側にいて見守ったり、可能であれば援助したりする事も母親・家族の役割で、赤ちゃんにとって一番、大きな安心ができる存在になっています。

この為、可能な限りは側にいて付き添い見守ったり、できるケアは援助したりして、目をつぶっている時間が多い赤ちゃんでも側にいる事のアピールと勇気づけの意味合いも込めて大切な援助の1つです。

また、看護師によるケア前・中にも「○○するって。これで咳が楽になるね」等、ケア後は「よく頑張ったね。ばい菌いないいないにしていくよ」等と声かけし、スキンシップをする事も重要なケアで、双方の意欲に繋がります。

気管支炎にならないための対策

ウイルスは咳や痰による排出から、空気中に舞い生存し、新たに感染者を出しやすい状態や回復遅延に発展します(入院中は個室に入る事もあります)。

窓を開けてこもった空気を出し、綺麗な新鮮な空気を取り入れる事で、環境調整に努めます。

換気の際は、赤ちゃんが冷えないように毛布やタオルケット等を掛け、直接、冷気が触れないように配慮します。

適度な温度と室温

また、適度な温度と湿度を保つ事も大切で、加湿器や湯たんぽの使用もお勧めです。

加湿器によって、痰が出しやすい状態になるのと同時に、ウイルス増加が抑えられます。

湯たんぽ使用する際は、赤ちゃんの足元から15~20㎝離して、湯たんぽをタオルで包んで低温火傷にならないよう十分、気を付けます。

手洗いうがい

側にいる母親・家族は、赤ちゃんに触れる(抱っこやケア時)前後に手洗い・うがいを行い、マスク着用も大切になってきます。

看病して、自分も感染してしまっては赤ちゃんのお世話が満足にいかず、双方にとっても困ってしまうので、しっかり予防する事が大切です。

鼻水は拭き取る

赤ちゃんはまだ鼻がかめません。その為、ティシュで拭き取り鼻水を排除する事に努めます。

こうする事で、鼻づまりや不愉快の軽減、鼻水による皮膚炎症の防止にも繫がります。また、赤ちゃんは鼻で呼吸するのが基本なので、呼吸を促す事にもなります。

ガーゼハンカチは、ウイルスが付着した鼻水が染み込み、使用後は消毒が必要な事からお勧めできません。

衛生面とウイルス除去の面、便利性からもティシュの使用をお勧めします。ティシュ使用後は一度、使用毎にビニール袋に入れて、ウイルスの拡散の防止に努めます。

鼻水が乾いた状態で、鼻周辺が汚れた場合は、ガーゼかティシュを濡らして拭き取るのも大切です。

時に、鼻水から中耳炎になる場合もあります。

関連記事⇨赤ちゃんの中耳炎の症状と原因!自宅でできる対策とは

拭き取れない・奥の方にある鼻水に関しては、入院時は吸引という医療ケアがあります。家庭では、スポイトを使って取り除く事も可能なので、必要時は実施します。

慢性・反復性気管支炎へ移行

急性気管支が発症し、その後、1年に4回の発症がある場合は、慢性・反復性気管支炎の分類に入ります。

完治して落ち着いた頃、発症したというケースが多く、その度に対症療法でケアしていきます。

身体のケアも大切ですが、繰り返す事で赤ちゃん自身のストレスも大きいです。

赤ちゃんは触れ合いや遊びから成長していくので、ストレス発散に努める事も求められてきます。

同時に安らぎや安定を促す為に、落ち着いて癒しになるような曲(オルゴールや静かなクラッシック等)を流したり、清潔なぬいぐるみや人形を枕元・手元に置いたりして気分転換を図る事も大切です。

また、壁に好きなキャラクターの絵やポスター等を貼るのも、何もない空間より楽しめる雰囲気が演出され、赤ちゃんは心強く感じらます。

まだ小さい赤ちゃんだと、好きなキャラクターがなかったり、認識できていなかったりしますが、マッジクタイプで手首・腕に巻ける動物の小さいぬいぐるみが付いている物はお勧めです。

これは、赤ちゃんの特徴である手を握る時に持たせる事もできます。

点滴治療の際は、点滴ラインを抜かないように・怖がらないようにする目的で手首等に巻いて元気づける事も可能になります。

また、何も患っていない時は遊び道具の1つとなり、母親・家族との触れ合い遊びにも活用できます。

更に成長していくと、「これは動物」で、「動物の名前は○○だ」と認識もできるので、幅が広がって使用する事が可能です。

細気管支炎について

生後6か月以下の赤ちゃんに多く見られる“細気管支炎”なので、参考までに少し書いていきます。

6か月以外にも、1才6か月以下の乳幼児に多いのが特徴な疾患で、風邪症状の数日後に呼吸困難を主症状とし現れてきます。

症状が重い期間は1週間前後で、RSウイルスによるものが多い・冬季に多いのが特徴です。

特に、低出生体重児や慢性肺疾患、先天性心疾患をもった赤ちゃんは、重症化しやすい為、
注意深い観察が求められ必要となります。

急性気管支炎のまとめ

赤ちゃんは自分で訴える事ができない為、全身から送ってくるメッセージと症状を観察し、対応していく事が大切になってきます。

母親の“何かおかしい”、“いつもと違う気がする”は大切で、前触れの発見となり早期発見・治療に繋がっていきます。

また、発症同時に慢性化や身体が未発達な為に重症化しやすいといった背景がある事を念頭におかなければなりません。

この為、上記を把握して速やかに対応していく事と、母親・家族のケアは身体と精神的の援助にもなり、赤ちゃんの励みになっている事を忘れてはならないのです。

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